本国フランスで瞬く間に動員130万人超えの大ヒットを記録した本年度の大注目作『落下の解剖学』が2月23日(金・祝)より公開。このたび夫殺しの容疑をかけられた主人公が弁護士に逃れられない現実を突きつけられる本編映像が解禁された。
第76回カンヌ国際映画祭で「最高賞」のパルムドールを受賞した本作は、アカデミー賞の行方を占う重要な前哨戦ともなる第81回ゴールデングローブ賞で並み居る競合を抑え、脚本賞と非英語作品賞の2部門を見事獲得し、本年度映画賞レースの本命の一本と目されるサスペンス映画。
人里離れた雪山の山荘で、男が転落死した。はじめは事故と思われたが、次第にベストセラー作家である妻サンドラ(ザンドラ・ヒュラー)に殺人容疑が向けられる。現場に居合わせたのは、視覚障がいのある11歳の息子だけ。事件の真相を追っていく中で、夫婦の秘密や嘘が暴露され、登場人物の数だけ「真実」が現れるが――。カンヌ国際映画祭で審査員長を務めた奇才リューベン・オストルンド監督からは「強烈な体験だった」と破格の称賛を得た。
ゴールデングローブ受賞時のスピーチでジュスティーヌ・トリエ監督は、脚本執筆時がコロナ禍の真っ最中であったということを振り返り「パートナーでもあり共同脚本家でもあるアルチュール・アラリと、ひたすらアパートに閉じこもって執筆していました」「私はこの作品をどうしても作りたかった」と本作制作への熱い想いを告白した。

このたび解禁された本編映像は、不審な転落死を遂げた夫の死因が事故か自殺か他殺か結論が出ない中、妻サンドラが、過去に付き合いがあった弁護士のヴァンサン(スワン・アルロー)に助けを求めるシーン。
やがてヴァンサンから淡々と伝えられる、客観的事実。「現場にいたのは君だけ、それに君は彼の妻」「君が寝てる間に誰かが来て殺したと、主張するのは無理があるだろう」…それを聞いたサンドラは「待って、私は殺してない」と思わず口を挟むが「問題なのはそこじゃない」と一蹴され、自身から夫殺しの容疑を晴らすために必要なのは「真実以外」であるという逃れられない現実を突きつけられる。
主人公サンドラ役には、本年度映画賞レース主演女優賞の最有力候補となっているザンドラ・ヒュラー。カンヌで国際批評家連盟賞を受賞した『ありがとう、トニ・エルドマン』(16)など、演技派で名高い彼女は、作家としての知的なポーカーフェイスの下で、底なしの冷酷さと自我を爆発させる圧巻の演技で、観客を一気に疑心暗鬼の渦へと引きずりこむ。
『落下の解剖学』は2月23日(金・祝)TOHOシネマズ シャンテ他全国順次ロードショー。
落下の解剖学
2024年2月23日(金・祝)TOHOシネマズ シャンテ他全国順次ロードショー
STORY
人里離れた雪山の山荘で、男が転落死した。はじめは事故と思われたが、次第にベストセラー作家である妻サンドラ(ザンドラ・ヒュラー)に殺人容疑が向けられる。現場に居合わせたのは、視覚障がいのある11歳の息子だけ。事件の真相を追っていく中で、夫婦の秘密や嘘が暴露され、登場人物の数だけ〈真実〉が現れるが――。
監督:ジュスティーヌ・トリエ 脚本:ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ
出演:ザンドラ・ヒュラー、スワン・アルロー、ミロ・マシャド・グラネール、アントワーヌ・レナルツ
配給:ギャガ 原題:Anatomie d'une chute|2023年|フランス|カラー|ビスタ|5.1chデジタル|152分|字幕翻訳:松崎広幸|G
©2023 L.F.P. – Les Films Pelléas / Les Films de Pierre / France 2 Cinéma / Auvergne‐Rhône‐Alpes Cinéma
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