『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のシアーシャ・ローナンがベストセラーSF小説を映画化した『Foe(原題)』に出演することが決定した。『LION/ライオン ~25年目のただいま~』のガース・デイヴィス監督がメガホンを取る。米Deadlineが報じている。

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原作は『もう終わりにしよう』の原作者として知られるイアン・リードの同名小説。荒廃した近未来の地球で、孤独な生活を送る若い夫婦ジュニアとヘンの物語。ジュニアが地球を周回する宇宙ステーションへ送り出されることになり、ヘンは重大な決断を迫られることになる。
ヘンがシアーシャの役どころ。相手役のジュニアは2020年のBBCドラマ『ふつうの人々』で注目されたアイルランド出身の若手俳優、ポール・メスカルが演じる。
Embed from Getty Imagesポール・メスカル
ガース・デイヴィス監督は「SF作品をやりたいとずっと思っていて、いつもバケットリスト(死ぬまでにしたいことのリスト)に入っていました。この本を読んだら、もう手放せませんでした」と原作に魅了されたことを明かし、その内容について「信じられないほどサスペンスフルで、とても感動的」と表現している。
Embed from Getty Imagesガース・デイヴィス監督
またシアーシャを起用した理由については「私がシアーシャを好きなのは、映画の中の彼女が、とても素直で生き生きとしているからです。彼女は私にとって、私たちが世界で守らなければならないすべてのものを象徴しています。このサスペンスフルで不安な物語の中に彼女を登場させることが重要でした」と明かしている。
シアーシャ、メスカルに加えて『ユダ&ブラック・メシア』でダニエル・カルーヤとともに本年度アカデミー助演男優賞にノミネートされた俳優・ラッパーのラキース・スタンフィールドも出演する。
Embed from Getty Imagesラキース・スタンフィールド
撮影は2022年1月にオーストラリアで開始される予定。