1970年代を中心に数々の名作に出演したアメリカの個性派俳優ネッド・ビーティが2021年6月13日に自宅で就寝中に死去したことが米メディアで報じられた。享年83。

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近年では『トイ・ストーリー3』の紫のクマなどヒットアニメーションの声の出演で話題に
ビーティは72年の『脱出』で長編映画デビューし、一躍売れっ子バイプレイヤーになると、『ロイ・ビーン』『おかしなおかしな大泥棒』『白熱』『大統領の陰謀』『ナッシュビル』『弾丸特急ジェット・バス』『ゲイター』などの話題作に次々出演。76年の『ネットワーク』ではアカデミー賞助演男優賞候補に挙がった。
その後も『大陸横断超特急』『原子力潜水艦浮上せず』『エクソシスト2』『1941』など70年代のヒット作の数々に出演。大ヒットしたクリストファー・リーヴ主演の『スーパーマン』ではジーン・ハックマン演じる悪役レックス・ルーサーの手下オーティスを演じた。
Embed from Getty Images80年代以降も『おもちゃがくれた愛』『バック・トゥ・スクール』『ヒア・マイ・ソング』『キスへのプレリュード』『ルディ/涙のウィニング・ラン』『理由』『サンダー・パンツ!』『チャーリー・ウィルソンズ・ウオー』など多くの映画に出演。テレビシリーズ『ホミサイド』や舞台でも『熱いトタン屋根の猫』などで名演を見せた。
近年では『トイ・ストーリー3』の紫のクマ、ロッツオ役や『ランゴ』の市長役などヒットアニメーションの声の出演で話題を呼んだ。