『それでも夜は明ける』『アメイジング・スパイダーマン2』などのポール・ジアマッティが『サイドウェイ』のアレクサンダー・ペイン監督と新作『The Holdovers(原題)』で再タッグを組む。米Deadlineなどが報じている。

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『The Holdovers(原題)』でジアマッティが演じるのは、尊大な態度の持ち主で、生徒たちに嫌われている進学校教師のポール。1970年のホリデーシーズン、家族のいないポールは問題児の少年の面倒を見る羽目になり、アフリカ系アメリカ人の女性シェフを加えた3人でクリスマスの2週間を過ごすことになる。その思いがけない大雪の休暇が、3人の人生を大きく変えていくことになる。
アレクサンダー・ペイン監督がこれまでに手がけてきた『ファミリー・ツリー』『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』などと同じく味わい深いコメディドラマになる模様だ。
ジアマッティとペイン監督は2004年の『サイドウェイ』でタッグを組み、ペインはアカデミー賞脚色賞を受賞した。映画は2009年に日本で『サイドウェイズ』のタイトルでリメイクもされている。
Embed from Getty Imagesポール・ジアマッティとアレクサンダー・ペイン監督
ペイン監督はジアマッティとの再タッグについて「ポールとは『サイドウェイ』で仕事をして以来、また一緒に仕事をしたいと思っていました」と今回すぐにオファーを送ったことを明かし、「監督としては下手な台詞でも成立させることができる役者を求めますが、ポールにはそれができる。彼がオスカーを手にするのは時間の問題だと思います」とその役者としての実力を手放しで賞賛している。
『The Holdovers(原題)』は2022年初頭から製作が始まる予定。