『キャロル』のトッド・ヘインズ最新作で、ナタリー・ポートマン、ジュリアン・ムーアが豪華共演を果たし、昨年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品、プレミア上映され話題をさらった『メイ・ディセンバー ゆれる真実』が7月12日(金)より全国公開。このたび、トッド・ヘインズ監督が初タッグのナタリー・ポートマン、そしてジュリアン・ムーアというふたりのオスカー女優の競演と撮影を振り返るインタビュー映像が解禁された。
本作は、全米にかつてない程の衝撃を与えた、90年代に実際に起きた13歳少年と36歳女性のスキャンダル(“メイ・ディセンバー事件”)の真相を、様々な角度から見つめる心理ドラマで、唯一無二のセンセーショナルな脚本が一躍脚光を浴び、海外の有力媒体で2023年ベスト映画として選出、第34回インディペンデント・スピリット賞ほか多数の賞レースで脚本賞を受賞、さらに本年度アカデミー賞®で脚本賞にもノミネートされる快挙を果たした。『エデンより彼方に』『キャロル』など甘美な世界観と複雑に交錯する人間模様を映し出し多くの映画ファンを虜にしてきたトッド・ヘインズが、ナタリー・ポートマンとジュリアン・ムーアという豪華オスカー女優を迎え、過去と現在、真実と憶測が混ざり合う心理戦を描き出す。グレイシーとジョー、ふたりの関係は犯罪だったのか、純愛だったのか、はたまた他に真実があったのか…。
アカデミー賞®やゴールデングローブ賞の脚本賞にノミネート、インディペンデント・スピリット・アワードでは監督賞に輝いた『エデンより彼方に』(02)や、ボブ・ディランの半生を描き、ベネチア国際映画祭審査員特別賞を受賞した『アイム・ノット・ゼア』(07)、女性同士の恋愛を描き、ゴールデングローブ賞作品賞・監督賞にノミネートされた『キャロル』(15)など、重厚かつセンセーショナルな作品で我々を魅了し続けるトッド・ヘインズ監督。

このたび、美しくも意地悪な展開で観る者を翻弄する新作『メイ・ディセンバー ゆれる真実』の演出の裏側を語る、トッド・ヘインズ監督の貴重なインタビュー映像が公開された。
本作は、36歳の女性と13歳の少年が起こした“メイ・ディセンバー事件”から23年後、事件の映画化が決まり、映画の主演女優が、役づくりのために、当事者を訪ねる所から始まる。ヘインズ監督ならではの、メロドラマ調の演出が随所にほどこされ、観る者を極上のサスペンスへ引きずり込んでゆく。
特に事件の当事者と、女優の“美しくもエグみの強い心理戦”が見所で、俳優たちの演技こそが作品の要となる。ヘインズ監督は、それぞれの役の特徴について、ナタリー・ポートマン、ジュリアン・ムーアと話し合い、探りながら理解を深めたという。ヘインズ監督とジュリアンの会話の中で見えてきたのは、事件の当事者・グレイシーの二面性。「非常に強情な一面」と同時に「少女のような好奇心」を持ち合わせた役柄を、ジュリアンは、甘くゆったりとした声で表現した。
また、本作が初のタッグとなった、ナタリー・ポートマンの演技についてヘインズ監督は、「尋常じゃないほど洞察力にすぐれている」と絶賛。その上で、ナタリー・ポートマン演じるエリザベスの、劇中での役割と、観客を巻き込んでいく重要なポイントを示唆する。「女優として外の世界から来て、当事者に話を聞くエリザベスは、観客にとって、最初は真実を追求してくれる存在だ。しかしながら、物語が進むにつれて、エリザベス自身の無知や強情さが垣間見えるようになり、観ている側は、彼女を信じていいのか、不安になってくる」。
そしてヘインズ監督は、エリザベスとグレイシーの意外な共通点や、本人も気づいてない一面が露わになっていくことを、インタビューで匂わせる。観る者すべてを“抜け出せない万華鏡”に誘い、観ている側の価値観に亀裂を入れる『メイ・ディセンバー ゆれる真実』の全貌は劇場で確かめてみよう。
『メイ・ディセンバー ゆれる真実』は7月12日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。
メイ・ディセンバー ゆれる真実
2024年7月12日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督:トッド・ヘインズ(『キャロル』) 脚本:サミー・バーチ 原案:サミー・バーチ、アレックス・メヒャニク
出演:ナタリー・ポートマン、ジュリアン・ムーア、チャールズ・メルトン
配給:ハピネットファントム・スタジオ
2023年|アメリカ|カラー|アメリカンビスタ|5.1ch|英語|字幕翻訳:松浦美奈
原題:MAY DECEMBER|117分|R15+
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