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ロウ・イエ監督最新作『未完成の映画』が5月2日(金)より順次公開。このたび、いち早く本作を鑑賞した著名人の絶賛コメントが到着した。また本作の重要シーンとなる5つの本編抜き映像が解禁された。

「ロウ・イエという監督は、まぎれもなく映画芸術の最前衛に立っている」

本作は、2024年カンヌ国際映画祭でドキュメンタリー作品に与えられる「金の眼賞」にノミネートされ、台湾金馬奨では“劇映画部門”で受賞。また英ガーディアン紙には「コロナ禍についての、まったくユニークで非常に重要な映画。『天安門、恋人たち』以来の最高傑作。☆☆☆☆☆。」と絶賛の評が掲載された。ドキュメンタリーと劇映画の要素を融合させたフェイクドキュメンタリーという形式に加え、コロナ禍で実際に撮影されたスマホ映像を織り交ぜることで、虚実が多層的に交錯する映画となっている。

このたび著名人からの絶賛コメントが到着。映画『ピンポン』や『ジョゼと虎と魚たち』の映画プロデューサーで知られる小川真司、女性の性に関する問題をテーマに映画を共同製作し、2月に『石門』が公開されたばかりのホアン・ジー監督、大塚竜治監督夫妻、そして、幅広い世代に人気のある映画コラム二ストの寺嶋夕賀までロウ・イエ監督を愛する著名人からのコメントが続々到着した。コメント全文・一覧は以下のとおり。

あわせて本作の重要シーンを収めた5つの本編抜き映像が解禁。❶『スプリング・フィーバー(2019)』でカットされたホァン・シュエンとリャン・ミンの15年前の未公開映像、❷未完成の映画を完成させるため、シャオルイ監督が主演のジャン・チェンを説得する重要シーン、❸撮影中のホテルで感染者が発生。ホテルは隔離され撮影は中断される。未知のウィルスにスタッフ間では不安が募りはじめる、➍隔離中のホテルの中で、妻チー・シーと携帯画面上で束の間のひとときを過ごすジャン・チェン、❺長い隔離期間中の閉塞感を携帯画面上で自由と解放を表現、という5つのシーンとなっている。

著名人コメント ※敬称略

ダースレイダー(ラッパー/映画監督)
わずか5年でこれほど記憶が朧げになっているとは思わなかった。圧迫感、閉塞感、緊張感。
コロナ禍に突入した2020年。僕は仕事がほぼ無くなり、決まっていた海外ツアーも全て白紙になった。
4月11日に開催予定だった主催イベントも翌日から緊急事態宣言が発布されるというタイミングだった為、周りからも説得されて中止した。
だから僕は多くのものを未完成のままにしてきたのだ。僕だけではなく、世界中の人が日常を突然断ち切られてさまざまなことを未完成のまま置いてきたはずだ。ところがそれを忘れていた。
本作で、そうした多くの未完成が、まるで古いハードディスクのデータを読み込むように蘇るだろう。
そして、同時に混乱した行政による行動規制の記憶も蘇るはずだ。日本と中国ではその在り方もかなり違ったはずだが、人が本来持っている感情、生の本質は実は共通していることが年越しの瞬間の映画スタッフたちの享楽的な騒ぎから伝わってくる。その後には封鎖解除前の武漢の街並みを映しながら嗚咽する少女の声が響き、そしてロウ・イエ監督作の特徴とも言える歌が、ゆっくりとざわついた感情を包み込んでいく。あの時の未完成の続きを歌ってくれるのだ。

小川真司 (映画プロデューサー)
コロナ禍という時代の記憶は、いまや静かに風化しつつある。
あの閉ざされた時間、世界は問われていた。
——私たちにとって、本当に大切なものとは何か。
この映画は、その記憶に静かに光を当て、痛みと希望を交えながら、未完成のクィア映画の再開に挑むスタッフたちの姿を描く。
ロックダウン下の孤独と、映画製作への情熱が交差するなか、映画は完成には至らないが、終盤には大きな感動が訪れる。
未完成であること——それは、なお生き続けるということなのだ。
ロウ・イエという監督は、まぎれもなく映画芸術の最前衛に立っている。

工藤将亮(映画監督)
この映画はフィクションとドキュメンタリーの境を自由に行ったり来たりしながら観客を巧妙に虚実入り乱れる世界に放り込む。
ARRI の映画カメラやスマホの縦型動画で撮られた世界は、まるで僕らの生きている世界とそのメタバースであるかのようで、俳優はその境界を行き来する。
映画のこれまでの約束事を次々と破っていくその手法はまさにアンチ・ヌーヴォーならぬアンチフィルムだ。ロウ・イエ監督は最初期からこのアプローチを実践し続け進化させてきた。 パンデミック禍で劇的に進化したテクノロジーを映画に取り込み、 更に進化したこの手法は観客に深く問いかける。 「映画は死んでしまったのか?」と。
しかしそんなことは杞人天憂。 『未完成の映画』 はアンチフィルムを取り込むことによって映画をさらに進化してみせたのだ。 か つてはロッセリーニやデ・シーカが、 そしてキアロスタミやパナヒたちが果敢に挑戦し、 映画の限界をさらに広げてきたように。「映画は死なない!」ロウ・イエ監督のこの言葉に万来の拍手を!

呉城久美(俳優)
あまりにも覚えがあることがありありと蘇った。
コロナ禍、何をするのも、何もしないのも不安だった。
私もどこで見てもらえるか定かではない作品を、仲間と、画面を通してだけのやり取りだけで作った。
数えきれない程 PCR 検査を受けてようやく立った舞台では笑ってもらえなくて、『みんなマスクで笑いにくいんだ。』と醜い言い逃れをしたりもした。
多くの人が、それでも変わらず、必死に、作品と向き合っていた。この映画の中の彼らのエネルギーもまた、発狂寸前になりながら、発散されないまま派手にぶつかりつつも、行き先を変えず「未完成の映画」の完成へと向かっていく。
その変わらなさは滑稽で、その真っ直ぐさに心揺さぶられる。あの時間を乗り越えた全ての仲間を愛しく思った。

ホアン・ジー(映画監督)
観賞中、思わず涙がこぼれました。映画は私の心身を再びパンデミックの時期に戻し、まるで私は登場人物の一人になったかのように、彼らと一緒に隔離の体験をしているように感じました。
この痛みと愛の入り混じった強烈な感情の衝撃は、ロウ・イエ監督の作品を観るときだけの特別な体験です。

大塚竜治(映画監督)
有名な俳優が商業的な圧力や龍標システムへの反対に参加することは、自身のキャリアに巨大なリスクをもたらす。
ロウ監督の作品に登場する俳優たちは、そんな矛盾を抱えているのではないかと私は察する。
物語は、映画内のストーリーと映画外の現実が相互に絡み合い、それが深い意味を持つ構造となっている。
チン・ハオはジャン・チェン役を演じているが、映画の冒頭から役と本人の間に境界がないように感じられ、物語が進むにつれ、私はロウ監督のクルーの一員になったかのような錯覚に陥った。
そして、映画を完成させるために幾度も矛盾と闘い、困難を乗り越えてきたロウ監督と作品に参加する一人ひとりの勇気に感服した。

寺嶋夕賀(映画コラムニスト)
コロナ禍に撮影されたスマホの縦型映像とフィクションを織り交ぜながら、国と人々の揺らぎをただありのまま、生々しく描き出す。
あの頃の集団的トラウマの記録が観る者の記憶を呼び起こし、パンデミックの中で感じた出来ることへの限界と無力感を止まってしまった映画制作を通して共有する。分断された人々をスプリットスクリーンによって繋がりを演出するその構造と手法は見事としか言いようがない。春節の高揚によって見つける、その時にあった美しい時間はじんわりと心を包み込む。クリエイターとして表現への切実な思いが、スクリーンからひしひしと伝わる作品だ。

小川のえ(シネマストーリーテラー)
"未完成の映画”が、次なる"未完成の映画"を作り上げる。映画を完成へと駆動させるのは撮影ではなく、記憶したい、記憶しなければ、という我々の衝動であることを作品は伝える。
2022年からの数か月。数年間。咀嚼できずに残っていることがあるということが掘り返される。
ロウ・イエ作品が静かな寄り添いとともに、消えることのない熱をまた残していった。

作品情報

未完成の映画
2025年5月2日(金)アップリンク吉祥寺、角川シネマ有楽町、池袋シネマ・ロサ、シネクイントほか全国順次公開

STORY
監督のシャオルイ(マオ・シャオルイ)は、10 年前に中断された「未完の映画」の撮影を再開するため、キャストとクルーを集め説得する。そして 2019 年、10 年間電源が⼊っていなかったコンピュータが起動した。2020年1⽉、撮影がほぼ完了した⽮先、新種のウイルス(コロナ)に関する噂が広まり始める。不穏な空気が漂う中、武漢から来た美容師が帰宅を余儀なくされ、クルー達は携帯電話でニュースを追い続ける⽇々を送る。⼀⽅、シャオルイ監督は再び撮影を中断するかどうかの決断を迫られる。そんな中、⼀部のクルーと俳優はホテルが封鎖される前の脱出に成功するものの、残ったクルーはホテルの部屋に閉じ込められたまま、すべてのコミュニケーションが携帯電話の画⾯だけに制限される。そして武漢はロックダウンする。クルーたちはビデオ通話を通じて連絡を取り合い、ホテルに閉じ込められたままの主演俳優のジャン・チェン(チン・ハオ)は、北京で 1 か⽉の⾚ん坊と共に部屋に閉じ込められている妻サン・チー(チー・シー)を元気づけようと奮闘する。

監督:ロウ・イエ(婁燁)
脚本:ロウ・イエ、インリー・マー
出演者: チン・ハオ - ジャン・チェン役 マオ・シャオルイ - シャオルイ監督役: チー・シー - サン・チー役
制作会社: Yingfilms Pte. Ltd. Essential Films ZDF/ARTE Cinema Inutile Teamfun International GmbH Gold Rush Pictures

2024年/シンガポール、ドイツ/中国語/107 分/2K/カラー/16:9/5.1/1:1.85/⽇本語字幕:樋⼝裕⼦

原題:⼀部未完成的電影/英題:An Unfinished Film

配給・宣伝:アップリンク

© Essential Films & YingFilms Pte. Ltd.

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