第78回ベネチア国際映画祭のコンペ部門受賞結果が発表

ポン・ジュノ監督が審査員長を務めた「第78回ベネチア国際映画祭」が2021年9月1日より開催されていたが、11日閉幕を迎えコンペティション部門などの受賞結果が発表された。

金獅子賞に選ばれたフランスのオドレイ・ディヴァン監督

最高賞にあたる金獅子賞に選ばれたのはフランスのオドレイ・ディヴァン監督による『ハプニング』（英語題名）。これによって去る7月に行われたカンヌ国際映画祭のパルムドールに輝いたジュリア・ディクルノー監督の『チタン』に続いて女性監督による作品が3大映画祭の最高賞を受賞するという初の快挙になった。

また監督賞に『パワー・オブ・ザ・ドッグ』のジェーン・カンピオンが、脚本賞に『ロスト・ドーター』のマギー・ギレンホールが選ばれるなど女性陣の活躍が目立った。主な受賞結果は以下の通り。

金獅子賞：『ハプニング』（オドレイ・ディヴァン）

審査員賞：『ハンズ・オブ・ゴッド』（パオロ・ソレンティーノ）

最優秀監督賞：ジェーン・カンピオン（『パワー・オブ・ザ・ドッグ』）

最優秀女優賞：ペネロペ・クルス（『パラレル・マザーズ』）

最優秀男優賞：ジョン・アルシラ（『オン・ザ・ジョブ：ミッシング８』）

脚本賞：マギー・ギレンホール（『ロスト・ドーター』）

特別審査員賞：「イルブコ」（ミケランジェロ・フラマルティーノ監督）

マルチェロ・マストロヤンニ賞＝最優秀若手俳優賞：フィリッポ・スコッティ（『ハンズ・オブ・ゴッド』）