「JAIHO」2023年7月のラインナップ解禁　『RRR』監督による『ヤマドンガ』再配信＆『ザ・ウォーリアー』日本独占初配信決定

映画配信サービス「JAIHO（ジャイホー）」の、2023年7月に配信開始される全作品ラインナップが発表された。

7月7日（金）から日本独占初配信となるのは、英国アカデミー賞最優秀英国作品賞と新人監督特別賞をW受賞、『AMY／エイミー』『ディエゴ・マラドーナ 二つの顔』の監督としても有名なアシフ・カパディアのデビュー作『ザ・ウォーリアー』(01)。インド北西部を舞台とした歴史劇、専制君主時代のある領主に使える男の物語であり、主演を務めたのは2020年に53才の若さで死去、『アメイジング・スパイダーマン』(12)『ライフ・オブ・パイ／トラと漂流した227日』(12)『ジュラシック・ワールド』(15)で知られるイルファン・カーン。広大な砂漠地帯で繰り広げられる男の葛藤が印象的なヒューマンドラマだ。

ほか、好評につき「常時＆再配信」となる作品も続々！　パリ郊外のレジャーランド施設で起こる様々な人間模様を描き、濱口竜介監督は雑誌で「好きな作品」として挙げ、三宅唱監督は「この10年で最も好きな１本」とコメントを寄せるなど、日本でもファンが多く“ヌーヴェル・ヴァーグの再来”とも評されるギヨーム・ブラック監督の大人気作『宝島』（18）は7月1日（土）から、大ヒットホラー『女神の継承』(21)のバンジョン・ピサンタナクーン監督作『フェート／双生児』(07)は7/13（木）から、常時配信がスタート。『RRR』監督と主演NTR Jr.がタッグを組んだ『ヤマドンガ』も好評につき、6/21から7/31まで期間限定で再配信が決定、あわせて新写真2点が解禁された。

そのほかの7月の要注目作品としては、フランス革命を記念する祝日で盛り上がる7月14日のパリを舞台にしたフレンチコメディ『7月14日の娘』（13）がタイトルと同じく7/14（金）から、現在JAIHOで配信中『フェーンチャン ぼくの恋人』の監督の１人であるソンヨット・スックマークアナン監督による、青春恋愛群像劇であり、日本の元セクシー女優蒼井そらが重要な役で出演している事にも注目の『夏休み ハートはドキドキ！』(06)が7月21日（金）から、6/28（金）より配信が開始するオムニバスホラー『フォービア２／５つの恐怖』のなかの１篇『バックパッカー』を監督したソンヨット・スックマークアナンによるホラー『ドーム／寄宿舎』(06) は7月29日（土）など盛り沢山。いずれも日本初独占配信となっている。

2023年７月の注目の配信作品

『ザ・ウォーリアー』
日本初！独占配信
★配信開始：7月7日（金）00:00
THE WARRIOR
監督：アシフ・カパディア
出演：イルファン・カーン
2001年　イギリス、インド、ドイツ、フランス
音声：ヒンディー語　字幕：日本語

『ヒンディー・ミディアム』(2017)や『めぐり逢わせのお弁当』(2013)、『ジュラシック・ワールド』(2015)などの名優で、2020年に亡くなったイルファン・カーンが2001年に主演した史劇ドラマ。『AMY エイミー』(2015)でアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したアシフ・カパディア監督の長編監督デビュー作で、英国アカデミー賞 最優秀英国作品賞と新人監督特別賞、サン・セバスチャン映画祭 撮影賞、さらに英国映画協会が設立した独創的で創造性に富んだ映画監督に贈られるサザーランド杯など、世界各国で数々の映画賞を受賞。イルファン・カーンは本作の成功により国際的スターへの道を歩み始めた。砂漠が広がるインドのラージャスターン州からヒマラヤ山脈を舞台に、250人のクルーと600人のエキストラが集められ、ヒンディー語で撮影された。

【ストーリー】
インド北西部のラージャスターン州。砂漠が広がる平原を統治する残忍な領主に“戦士”として仕えるラフカディアは、息子カティバと暮らしていた。税を納めない村を焼き払う任務を遂行中、カティバの首飾りをつけた少女ミラと出会う。彼女はカティバに助けられ、自らの腕飾りと首飾りを交換していたのだった。ミラを殺すことが出来ないラフカディアは、“戦士”の職を辞すことを決意する。だが、自分の元を離れる者は許さない領主の追手によって、カティバが連れ去られてしまう…。

『宝島』
常時配信決定！
★配信開始：7月１日（土）00:00
TREASURE ISLAND
監督：ギヨーム・ブラック
2018年／フランス／97分／音声：フランス語／フランス／カラー／ビスタ／5.1chデジタル／字幕翻訳訳：手束紀子

ヌーヴェル・ヴァーグを継承する新しい才能とフランス本国で高く評価されるギヨーム・ブラック。本作『宝島』は、ブラック監督が敬愛するエリック・ロメールの『友だちの恋人』(87）の舞台にもなったフランス北西部の都市セルジー・ポントワーズにある、バカンス客で溢れるレジャー施設で、美しい陽光が降り注ぐ中、施設に忍び込もうとする少年たちや、美しい女性たちを口説く青年たち、昔を懐かしむ老人、施設の従業員たちなど、フランスらしい男女の愛の語らいや社会への鋭い視点が織り込まれた傑作。フランスの映画誌「カイエ・デュ・シネマ」の2018年ベストテン第10位に選ばれた。日本でも『ドライブ・マイ・カー』で第74回カンヌ国際映画祭・脚本賞を受賞した濱口竜介監督、Netflix制作のオリジナルドラマ『呪怨：呪いの家』(20)が話題を集めた事が記憶に新しい三宅唱監督等が、好きな作品のひとつに選び、「ドキュメンタリーの境界が無性に気になる。」「どうやって撮っているのかが分からない。」と絶賛する注目の映像作品。

【ストーリー】
パリの北西にあるレジャー・アイランドでのひと夏。ある者たちにとっては冒険、誘惑、ちょっとした危険を冒す場所。他の者たちにとっては避難、逃避の場所となっている。世界の喧騒とどこかで響き合いながら、この場所には有料の海水浴場もあれば、人目につかない片隅、あるいは子供たちが探求する王国もある。

『フェート／双生児』
常時配信決定！
★配信開始：7月13日（火）00:00
ALONE
監督：バンジョン・ピサンタナクーン＆パークプム・ウォンプム
2007年／タイ／93分／音声：タイ語、韓国語／字幕：日本語

『女神の継承』(21)のバンジョン・ピサンタナクーンが『心霊写真』(04)のパークプム・ウォンプムと共に監督し2007年に発表した傑作ホラー。本作は、JAIHOで6/28より配信開始のオムニバスホラー『フォービア２／５つの恐怖』(09)(５つの短編をそれぞれ違う５人の監督が手掛けた)のなかの一つ『最後に』という作品と内容が繋がっており、『最後に』で映画制作スタッフたちが撮影している架空の映画『双生児２』が、本作『フェート／双生児』の続編という設定。なお、『最後に』もバンジョン・ピサンタナクーンが監督している。日本独占初配信。

【ストーリー】
タイから韓国に移住し、恋人のウィーと暮らすピム。彼女にはかつて、結合双生児で分離手術後に死亡した双子の姉妹プロイがいた。母親が病気で倒れたという知らせを受けてタイに戻ったピムとウィーだったが、それ以来ピムの目に死んだプロイの姿が見えるようになる…。

「JAIHO」2023年7月のラインナップ