リリー・フランキー主演、日英合作映画『コットンテール』2024年3月1日公開決定　息子役・錦戸亮とのツーショット写真解禁

主演・リリー・フランキー、共演・錦戸亮、木村多江、高梨臨の日英合作映画『Cottontail（原題）』が邦題を『コットンテール』として、2024年3月1日（金）に新宿ピカデリーほかにて全国公開されることが決定した。あわせて、主人公・兼三郎（リリー・フランキー）と一人息子の慧（トシ）（錦戸亮）のツーショット写真が解禁された。

本作は妻を失った兼三郎（リリー・フランキー）とその家族の再生の物語。『ピーターラビット』の発祥地に散骨してほしいという妻・明子の最後の願いを叶えるため、兼三郎は一人息子の慧（トシ）（錦戸亮）とともに東京からイギリスに向かう。「Cottontail」とは、作家ビアトリクス・ポターの名作「ピーター・ラビットのおはなし」に登場する、ピーターの3匹の妹のうちの一匹の名前。

監督・脚本を手がけたパトリック・ディキンソンは、早稲田大学に留学経験があり、日本の映画や小説などに多く触れてきた。その中で、日本に素晴らしいスタッフ、キャストがいることを知ったこと、インターナショナルな作品の方が面白くなると考え、日本とイギリスの二つの国をまたがる話にすることを決めたと合作の経緯を語る。 撮影は新型コロナウイルス感染拡大に伴う延期を経て、2021年初夏、日本でスタート、イギリス・ロンドンで敢行した。

公開に先駆け、本作は第18回ローマ国際映画祭グランドパブリック部門（GRAND PUBLIC）へ正式出品され、主演のリリー・フランキーとパトリック・ディキンソン監督がワールドプレミアとなる公式上映に出席、さらにパトリック・ディキンソン監督が最優秀初長編作品賞受賞の快挙を果たした。

現地時間10月26日、主演のリリー・フランキーとパトリック・ディキンソン監督がレッドカーペットに登場。リリーは『万引き家族』のカンヌ国際映画祭以来となる国際映画祭のレッドカーペットへの参加。レッドーカーペットでは、地元ローマの市民、世界各国から集まった映画ファン、マスコミから止まないリリー・コールが沸き起こり、握手、サイン、写真を求められ、なかなか前に進めない状況に。

続いてワールドプレミアとなる公式上映では、エンドロールが始まった瞬間から拍手の嵐。エンドロールにリリーの名前が出た瞬間、観客は熱を帯び、リリーも立ち上がり観客に応える場面が終映まで続いた。上映後も、地元ローマの市民、映画ファン、マスコミがリリーの元へ集まり本作の感動を伝え、握手を求める人々が列をなし、映画祭のスタッフから次の上映準備のため場所を空けてほしいと言われるほど盛り上がりを見せた。

ワールドプレミア上映を終えたリリーは「パトリックというイギリス人監督が撮った、日本人家族の物語がローマの方々に熱く迎えられたこと、『コットンテール』という作品が国を超えていく瞬間を目の当たりにするという素晴らしい経験ができました」と感激のコメントを語った。

日本を代表する演技派俳優たちが織りなす家族の愛の物語は、一体どんな演技で観客を魅了するのか。『コットンテール』は3月1日（金）全国公開。