ティム・ロスとクライヴ・オーウェン共演、フランソワ・ジラール監督が描く極上の音楽ミステリー映画『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』より本編映像が解禁された。戦火を逃れた防空壕で、天才ヴァイオリニスト同士が超絶技巧対決を繰り広げる陶酔必至の映像だ。

二人が演奏するのは“超難解曲”という異名を持つパガニーニ作曲の「24の奇想曲」

第二次世界大戦下のロンドン。9歳で出会い、ともに育った同い年のマーティンとドヴィドル。やがて将来有望なヴァイオリニストとして成長したドヴィドルは、デビューコンサートの日に忽然と姿を消した―。 35年の月日を経てその真相を追求するマーティンに待ち受ける衝撃の真実とは?

本作のメガホンをとったのは『レッド・バイオリン』『シルク』の名匠フランソワ・ジラール。アカデミー賞®ノミネート俳優ティム・ロスとクライヴ・オーウェンが豪華競演。ブルッフ、バッハ、ベートーヴェン、パガニーニなどのクラシック楽曲とともに紡ぐハワード・ショアの音楽、そして21世紀を代表するヴァイオリニスト、レイ・チェンによる演奏。美しい旋律に導かれてロンドン、ワルシャワ、ニューヨークを巡る、極上の音楽ミステリーが誕生した。

このたび解禁された本編映像は、少年時代のドヴィドル(ルーク・ドイル)が、ヴァイオリンのライバルであるユゼフ・ヴェスクラー(シュウォルツ・ゾルタン)と即興ヴァイオリンバトルを繰り広げる白熱場面。

二人が演奏するのはパガニーニが作曲した「24の奇想曲」。“超難解曲”という異名を持つこの最高難度を誇るヴァイオリン楽曲をお互いが弾き合い、その腕前を試し合うというものだ。

聴こえるのはヴァイオリンからの美しくも猛々しい旋律のみで、約1分間、一言のセリフもない。ラッパー・エミネムによるMCバトルが見どころの『8Mile』(2002)に勝るとも劣らない興奮シーンは映画館の音響で体感すれば鳥肌モノ。演奏を終えた二人のドヤ顔にも注目だ。

しかし、その舞台は戦火を逃れた防空壕という悲しすぎる設定。愚かな戦争という悲劇も、本作の根幹をなす重要テーマである。

天才少年ヴァイオリニストのドヴィドルに扮したのは、イギリスのサウス・ウェールズ出身のルーク・ドイル。8歳からヴァイオリンを弾き始め、ウェールズ国立青年オーケストラに最年少メンバーとして所属している。

政府の奨学金を得て入学した名門ウェルズ・カテドラル・スクール内の学校劇で主役を演じたことをきっかけに、天才少年ヴァイオリニスト役を探していた本作の製作チームの目に留まり、ドヴィドルの少年期という大役で見事スクリーンデビューを果たした。ちなみに音楽以外では、歴史(特に第二次世界大戦)と神学に強い関心を抱いているという。

『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』は12月3日(金)より全国公開。

作品情報

天才ヴァイオリニストと消えた旋律
2021年12月3日(金)、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国公開

監督:フランソワ・ジラール(『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』、『シルク』、『レッド・ヴァイオリン』)
脚本:ジェフリー・ケイン
製作総指揮:ロバート・ラントス(『手紙は憶えている』、『イースタン・プロミス』)
音楽:ハワード・ショア(『スポットライト 世紀のスクープ』、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ)
ヴァイオリン演奏:レイ・チェン
出演: ティム・ロス(『海の上のピアニスト』)
クライヴ・オーウェン(『クローサー』、『私が愛したヘミングウェイ』)
ルーク・ドイル(National Youth Orchestra of Walesの最年少メンバー。本作が映画初出演)
ミシャ・ハンドリー(『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』、Netflix「ザ・ストレンジャー」)
キャサリン・マコーマック(『ブレイブハート』)

2019 年|イギリス・カナダ・ハンガリー・ドイツ|英語・ポーランド語・ヘブライ語・イタリア語|113 分|字幕翻訳:櫻田美樹|映倫区分:G(一般)原題:The Song of Names

配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ

© 2019 SPF (Songs) Productions Inc., LF (Songs) Productions Inc., and Proton Cinema Kft

作品公式HPページ: https://songofnames.jp

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