少年たちの瑞々しい初恋を描いた実話ラブストーリー『シチリア・サマー』が11月23日(木・祝)より全国公開。このたび各界の著名人から絶賛コメントが到着した。また新場面写真も解禁された。
イタリアで爆発的な大ヒットを記録し、『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督にも大絶賛された映画『シチリア・サマー』は1982年のイタリア・シチリアを舞台に、運命的な出会いを果たした2人の少年の眩しすぎる恋を描く実話ラブストーリー。主人公のニーノとジャンニには、新星俳優ガブリエーレ・ピッツーロと、ダンサーとしても活躍するサムエーレ・セグレート。数百人のオーディションを勝ち抜き、彗星のごとく現れた2人が瑞々しい演技を魅せる。監督を務めるのは、イタリアで俳優として活躍するジュゼッペ・フィオレッロ。
このたび一足先に本編を鑑賞した各界の著名人より絶賛コメントが到着した。『愚行録』(17)をはじめ、多くの作品が海外映画祭に出品され世界で活躍する映画監督の石川慶は、「すべてがため息が出るほどに美しい。それが一気に瓦解するラストの展開に、すべての人が自分らしく生きられる世界であってほしいと祈らずにはいられなかった」と絶賛。
『100回泣くこと』など数々のラブストーリーを世に送り出してきた小説家の中村航は、「純粋な愛の姿が美しかったり、無邪気で可愛いかったりするんだけど、その背景に深い哀しみのようなものが、どうしようもなく覆っている。でもだからこそ、その愛の美しさに心奪われてしまう」、さらに『君は月夜に光り輝く』の小説家・佐野徹夜も、「終わりに近づくにつれ、今まで観た映画の中で最も“この美しい景色と恋がいつまでも続いてくれたらいいのに”と感じた」と、少年たちのかけがえのない日々をより美しく昇華させたラストシーンについて言及した。
また、YouTubeチャンネルでBL愛を語るなどBL好きを公言しているおかずクラブのオカリナは、「ジャンニとニーノそして景色が美しすぎて現実味がないのに実話だという衝撃が見終わった今も残っています」と、大きな印象を残したことを明かしている。
ほかにも、SNSでも人気を集めるストリートスタイルフォトグラファー・ジャーナリストのシトウレイや、映画ライターのよしひろまさみちといった各界著名人から感動の声が寄せられている。著名人のコメント一覧・全文は記事下にて。
さらに、ひと夏を駆け抜けるように恋する2人のときめきを投影した追加場面写真も解禁。また、アートディレクターの石井勇一が手掛けたことでも話題のポスターが、都内3劇場(新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺)で販売されることが決定。入場者プレゼントには、映画公式Xの人気投票にて1位を獲得したデザインが施されたポストカードが配布される。いずれも数量限定となる。
著名人コメント一覧(敬称略・順不同)
シチリアの海の青も照りつける太陽も、フランコ・バッティアートの挿入歌も、そしてふたりの青年の恋も、すべてがため息が出るほどに美しい。
それが一気に瓦解するラストの展開に、すべての人が自分らしく生きられる世界であってほしいと祈らずにはいられなかった。
石川慶(映画監督)
一瞬も目の離せない素晴らしい映画だった。純粋な愛の姿が美しかったり、無邪気で可愛いかったりするんだけど、その背景に深い哀しみのようなものが、どうしようもなく覆っている。でもだからこそ、その愛の美しさに心奪われてしまう。万人に刺さる映画だと思う。
中村航 (「100回泣くこと」小説家)
終わりに近づくにつれ、今まで観た映画の中で最も「この美しい景色と恋がいつまでも続いてくれたらいいのに」と感じた。人が持つ、愚かさ、残虐さ、冷酷さに茫然とする。二人の強い気持ちと死は本作を観る者の忘れられない記憶になる。
佐野徹夜 (小説家)
ジャンニとニーノ
そして景色が美しすぎて現実味がないのに実話だという衝撃が見終わった今も残っています。
おかずクラブ オカリナ(芸人)
高く舞い上がり、弾けて輝いて消えた。
見上げた夜空に、かれらはもういない。
ただ、硝煙のにおいだけを遺して――。
この世界は、他者の恋路に構いすぎだ。
怒りと涙でかき乱されながら、悼んだ。
SYO(物書き)
イタリアが歓喜に沸いた1982年の夏、自然に抱かれたシチリアの田舎町の緩やかな時の中で、友情から芽生えた無邪気な愛が熱く、頑なに乾いた土壌に奇妙な花を咲かせる。甘い郷愁を帯びた空色のもとで少年たちの純真さが哀しく、生き生きと大輪の輝きを放つ。
岡本太郎(ライター・翻訳家)
大好きな人を見つめる潤んだまなざし、
くちびるに触れたくなる欲望と恐れ、
触れた肌から伝わる、泣きたくなるほどの熱い体温。
会えた時の嬉しさがあふれるその表情の、かけがえのない美しさ。
一緒にいたい、ただそれだけの愛の純粋がここにはある。
美しすぎる純愛は、結果人の命を奪ってしまった。
全ての人が、愛情を表現することを、ためらわず出来る世の中になりますように。
シトウレイ(ストリートスタイルフォトグラファー/ジャーナリスト)
40年も前の事件なのに、今なお、そこかしこで起きている。子ども達の未来を奪う偏見と差別は、大人が変わらなければ止まらないことを伝える傑作。悲劇はもうたくさんよ。
よしひろまさみち(映画ライター)
シチリアの広大で美しい大自然が二人を優しく包んでくれたように彼らにとって永遠に忘れられない記憶の断片を丁寧に切り取りました。
一夏の眩しすぎる二人は誰にも忘れられない花火の閃光となって胸に焼き付くはずです。
石井勇一(OTUA/アートディレクター)
エンドロールが終わっても受け入れられず、涙が止まらなかった。息が止まるほどまばゆい二人の少年の愛が目に焼き付いて、頭から離れない。しばらくは立ち直れそうにない。それでも悲劇が起こらないと変われない社会に終止符を打つために、多くの人に触れてほしい真実がある。
DIZ(映画アクティビスト)
映画『シチリア・サマー』公開記念
日本映画界で最注目を集める石井勇一がポスタービジュアルについて語りつくす、
特別トークイベント開催決定
このたび「美しすぎる…!」と話題沸騰中の日本版ポスターデザインを担当した石井勇一をゲストに招いた特別トークイベントの開催が決定。2人の少年の眩い記憶を切り取った美しいビジュアルの数々は、どんなインスピレーションからどのように生まれたのか。映画ライターのSYOと共に、ここでしか聞けない特別な話を深掘りしていく。
■日時 2023年11月27日(月) 19:45の回上映後
※開始時間より、本編の上映が始まります。
■会場 新宿ピカデリー(東京)
■登壇者予定
石井勇一(OTUA/アートディレクター)
MC:SYO(映画ライター) (敬称略)
※登壇者は予告なく変更する場合がございます。
■料金
通常料金(ムビチケ、各種割引適用、無料招待券不可)
■チケット
WEB販売
11/19(日)0:00~(=11/18(土)24:00~)
新宿ピカデリー(https://www.smt-cinema.com/site/shinjuku/index.html)
劇場窓口
11/19(日)の劇場OPEN時より(残席ある場合)
※先着順での販売となりますので予めご了承ください。
※その他、チケット・料金に関する詳細は、劇場公式ホームページ等でご確認ください。
≪注意事項≫
・イベントの予定は、急遽変更になる場合がございます。予めご了承ください。
・登壇者および舞台挨拶は、予告なく変更になる可能性がございます。予めご了承ください。
・場内でのカメラ(携帯カメラ含む)・ビデオによる撮影、録音等は固くお断りいたします。当日は荷物検査を行わせていただく場合がございます。
・転売目的でのご購入は、固くお断り致します。
・いかなる事情が生じましても、ご購入・お引換後のチケットの変更や払い戻しはできません。
・全席指定となります。チケットをお持ちでない方はご覧になれません。
・会場内ではマスコミ各社の取材による撮影、弊社記録撮影が行われ、テレビ・雑誌・ホームページ等にて、放映・掲載される場合がございます。
・イベントの模様が後日 販売されるDVD商品等に収録される場合があります。あらかじめご了承ください。
・お客様のこの催事における個人情報(肖像権)は、このイベントに入場されたことにより、上記に使用されるということにご同意頂けたものとさせて頂きます。
シチリア・サマー
2023年11月23日(木・祝)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか公開
STORY
1982年、初夏の日差しが降りそそぐイタリア・シチリア島。バイク同士でぶつかり、気絶して息もできなくなった17歳のジャンニに駆け寄ったのは、16歳のニーノ。育ちも性格もまるで異なる2人は一瞬で惹かれあい、友情は瞬く間に激しい恋へと変化していく。2人で打ち上げた花火、飛び込んだ冷たい泉、秘密の約束。だが、そんなかけがえのない時間は、ある日突然終わることに──。
監督:ジュゼッペ・フィオレッロ 主演:ガブリエーレ・ピッツーロ、サムエーレ・セグレート
2022年/イタリア語/134分/スコープ/カラー/5.1ch/原題:Stranizza d'Amuri/日本語字幕:高橋彩/
後援:イタリア大使館 配給:松竹
© 2023 IBLAFILM srl
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