映画公開から20周年のアニバーサリーイヤーに、不朽の名作『オペラ座の怪人』が『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』として鮮やかに蘇り、6月14日(金)より全国ロードショー。このたび、オペラ座の怪人ファントムがクリスティーヌを隠れ家へ誘うシーンの本編映像が解禁された。
ガストン・ルルーの小説を元に、アンドリュー・ロイド=ウェバーが1986年に作曲し、ロンドン・ウエストエンドにあるハー・マジェスティーズ劇場で初演された「オペラ座の怪人」。2004年、ロイド=ウェバー自身が製作・作曲・脚本を務め、『バットマン・フォーエバー』などのジョエル・シュマッカー監督とともにこだわりぬいて映画化。2005年1月29日に日本で公開されると、リピーター続出の空前の大ヒットとなり当時のミュージカル映画史上最高興行収入を記録、全世界興収の40%以上を日本が占めた伝説の作品が今新たに蘇る。
本作は35mmフィルムで撮影された時代に製作された、最後の大規模予算映画の一つ。公開当時も、色鮮やかで煌びやかな色彩が話題だったが、さらにその魅力を際立たせるため、撮影当時にはまだ存在しなかった新技術を使って2017年にはこのデジタルリマスタープロジェクトがスタートしたという。
主なプロセスとしては、オリジナルのインターネガ(プリント用フィルム)を4Kでスキャン、オリジナル版の撮影監督であるジョン・マシソンの監修のもと、映像の階調と色調を整えるために全編を再グレーディング。ジョエル・シュマッカー監督が目指した、19世紀のパリの文化が最新のデジタル技術によって改めて鮮明に浮き上がることに成功した。

ジョン・マシソン曰く「4K作業で最も注力したのは、パリ・オペラ座の地下洞窟に住むファントムの隠れ家のシーン」。太陽の光が差さない一見薄暗い洞窟だが、そこには、ファントムの芸術性、美意識を映し出す「彼の宝物全て」がたっぷり詰まった魅力的な空間であり、その空間を今だからこそできる技術で最大限に表現するため「新しいグレーディング技術を使い、隠れ家の影のディテールを見事に甦らせることが必要だった」と明かす。
撮影当時、この特殊なセットは、CGなどではなく、ロンドンのパインウッドスタジオで天井まで完全に作られたものだったそう。そのため、洞窟の構造上、全ての作業が水の中で行われたが、撮影時ジョンはセットの水浸しの部分を利用、隠れ家の天井に照明を反射させていた。そのためオリジナルでは、こうした微妙な光のグラデーションがやや失われていたが「デジタルで全体をグレーディングすることで、画質を大幅に向上させ、本来の照明の意図を実現することができた」という。そしてそれは「ファントムにとってエキサイティングな進歩だった」とコメントしている。
今回解禁されたのは、ジョン・マシソンが「もっとも注力した」と言及した、ファントムの隠れ家である洞窟が映し出されたシーン。ファントムが愛するクリスティーヌを初めて自分の隠れ家に「招待」するシーンだが、ボートが進むと同時に次々と水面下から蝋燭が現れ、暗かった洞窟に少しずつ灯りが灯されて、やがて天井に反射していくという神秘的でロマンチックな様子が捉えられた映像となっている。
『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』は6月14日(金)TOHOシネマズ 日比谷 他全国ロードショー。
オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター
2024年6月14日(金)TOHOシネマズ 日比谷 他全国ロードショー
製作・脚本・作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー 監督:ジョエル・シュマッカー 出演:ジェラルド・バトラー/エミー・ロッサム/パトリック・ウィルソン 他
2004年/アメリカ/カラー/シネスコ/141分/字幕翻訳:戸田奈津子
配給:ギャガ
© 2004 The Scion Films Phantom Production Partnership
公式サイト gaga.ne.jp/operaza4K




