ミュージカルの金字塔『屋根の上のバイオリン弾き』のバックストーリーを追った珠玉のドキュメンタリー映画『屋根の上のバイオリン弾き物語』(3月31日公開)のポスタービジュアルと予告編が解禁された。

ヒットミュージカルとして世界的に広く知られている『屋根の上のバイオリン弾き』は短篇小説『牛乳屋テヴィエ』を原作に、牛乳屋を営むユダヤ人一家を描く物語。1964年ブロードウェイで初演され、ロングラン公演に。1971年には『夜の大捜査線』などの名匠ノーマン・ジュイソン監督によって映画化され、アカデミー賞3部門で受賞を果たした。
本作はそんな名作『屋根の上のバイオリン弾き』の成立過程を丹念に追い、日本ではほぼ知られていない意外な事実を明らかにしていくドキュメンタリー映画。ナレーションを務めるのは『ジュラシック・パーク』のジェフ・ゴールドブラム。
今回解禁された予告編には、映画版の監督を務めたノーマン・ジュイソンが登場。「大変な挑戦だ」と語る彼に続いて、映画化にあたり音楽を担当した映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズ、主人公テヴィエ役のトポルら関係者が次々と登場し、傑作誕生の秘話を明かしていく。
家族の絆、愛、伝統、父と娘、別れ…人間にとって永遠のテーマを織り込み、涙なくしては見られない作品となった『屋根の上のバイオリン弾き』。予告編はジョン・ウィリアムズの「人生には“バイオリン弾き”が必要なのさ」というコメントで締めくくられている。
本作の監督を務めたのは『ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー』(2017年公開)のダニエル・レイム。「ホロコーストを生き延びた祖父母に勧められて、子供の時に見たミュージカルが失われた故郷への扉を開いてくれた」とレイム監督は語る。幾世代にも渡って語り継がれる名作の知られざるバックストーリーがいま明らかになる。
『屋根の上のバイオリン弾き物語』は3月31日(金)〜ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺にてロードショー。

屋根の上のバイオリン弾き物語
2023年3月31日(金)〜ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺にてロードショー
【監督・製作・編集】ダニエル・レイム
【脚本】ダニエル・レイム/マイケル・スラゴウ 【製作】サーシャ・バーマン 【音楽】デヴィッド・レヴォルト 【撮影】シニサ・クキッチ
【出演】ノーマン・ジュイソン/ロバート・ボイル/ジョン・ウィリアムズ/トポル
【ナレーション】ジェフ・ゴールドブラム(『ジュラシック・パーク』『ザ・フライ』)
【配給】パンドラ
2022 年/米国/カラー/英語/88 分/原題:Fiddler’s Journey to the Big Screen
© 2022 Adama Films, LLC