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幼い頃に別れた父を訪ね、母国であり異国の地ボスニアへと向かう一人の少女と、彼女の旅の道連れとなる二人の青年を描き、第48回ロッテルダム国際映画祭タイガーアワード特別賞を受賞したエナ・センディヤレヴィッチ監督の初長編監督作品『テイク・ミー・サムウェア・ナイス』が9月13日(土)より全国順次公開。このたび、本編映像【旅立ち篇】ならびに監督のインタビューが解禁された。

今回解禁された本編映像は、幼い頃に別れたきりの父親の入院の報せを受け、母に言われるがまま父のいるボスニアへ送られる主人公アルマの姿を描いた冒頭シーン。どこかバカンス気分でボスニア語を教えてもらいながら、ふわふわとした足取りで空港へ向かう。ボスニアに到着すると、従兄のエミルが面倒臭そうに待ちぼうけしている。そのまま病院へ直行してくれるのかと思いきや…。

海外では、ソフィア・コッポラの初期作品や、イギリスの画家デイヴィッド・ホックニーの世界観にも例えられた本作。アルマと一緒に旅をしているような旅情感あふれるスタンダードサイズの映像について、エナ監督はインスタの表現形式が大きく影響していると語る。

「このアスペクト比の選択には、インスタグラムでの表現形式が大きく影響しています。インスタグラム世代(TikTokが登場する前の若者文化)を背景に持つ現代社会を反映する手段として、4:3の画面比率を採用したという意図です。単なる美的選択ではなく、時代性や世代の感覚を映画の演出として取り込むための重要な演出の一部として、そして本作が持つ世界観と合致すると判断したのです」

また本作のビジュアル表現についても「“現実をそのまま映すのではなく、意図的に構築された世界”を作りたかった」と語る。「わたしが大きな影響を受けた映画作家のひとりに、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーがいます。彼の作品は、社会的弱者やマイノリティを美化するのではなく、社会が彼らにどのような影響を与えるかを描いており、そのリアルな描写に強く共感しています。映像的には、アキ・カウリスマキアニエス・ヴァルダジェーン・カンピオンの初期作品、さらにはカルロス・レイガダスやツァイ・ミンリャンといった現代の作家からもインスピレーションを受けています」と影響を受けた作家についても明かしている。

作品情報

テイク・ミー・サムウェア・ナイス
2025年9月13日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

監督・脚本:エナ・センディヤレヴィッチ 撮影:エモ・ウィームホフ 編集:ロット・ロスマーク
衣装:ネダ・ナゲル 音響:ヴィンセント・シンセレッティ 音楽: エラ・ファン・デル・ワウデ
出演:サラ・ルナ・ゾリッチ、エルナド・プルニャヴォラツ、ラザ・ドラゴイェヴィッチ
原題:TAKE ME SOMEWHERE NICE 日本語字幕:上條葉月
提供:クレプスキュール フィルム、シネマ サクセション 配給:クレプスキュール フィルム

2019年/オランダ・ボスニア/オランダ語・ボスニア語/カラー/4:3/91分

© 2019(PUPKIN)

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