『バイオハザード』シリーズ、そして『モンスターハンター』の俳優ミラ・ジョヴォヴィッチとポール・W・S・アンダーソン監督が再びタッグを組み挑んだ最新作『ロストランズ 闇を狩る者』が、2026年1月1日【元日】(木)より全国公開。このたび、ミラ・ジョヴォヴィッチら4人が揃ったインタビュー映像が解禁された。
このたび解禁されたのは、ミラ・ジョヴォヴィッチとポール・W・S・アンダーソン監督、デイヴ・バウティスタ、原作者のジョージ・R・R・マーティンが加わった、4者インタビュー映像。この4者の強力タッグによる最新作『ロストランズ 闇を狩る者』の創作の核心が、当事者の言葉で多面的に語られる。

ジョージが書いたこの物語を監督は、「ダークで大人向けのおとぎ話がユニークで面白かった」と感じたという。「願い事には気をつけろ」という強いテーマから「これまでにない新鮮な作品になると思った」と語る。ここを起点に監督は、観客をスクリーンに釘付けにする、映画ならではの壮大なスケールで再構築していった。
ミラは「ジョージが描く物語を広げることにより、まったく新しい、そして本当に興味深いものを作り出すチャンスを得た」と胸を張り、主演俳優としてだけでなくプロデューサーとして制作初期から関与し、原作の核を守りながら映画的な創造をしていった日々を振り返った。

ジョージも「映画製作に関わるアーティストとして、似たような作品は避けたい。観客としても、似た映画は観たくない」と語り、自身の短編小説を出発点に、キャラクターを深掘りし、ストーリーも新たな展開を追加していく監督とミラのアイディアを歓迎した。「物語を豊かにする必要があった」と、脚本作りに3年、制作に7年の歳月を費やした今回の映画化は容易な道のりではなかったであろう二人の功績を労った。ミラも「原作の魅力である“シンプルで力強い核”を失わないようにすることが一番の課題だった」と振り返り、その作業は一筋縄ではいかなかったことを窺わせる。
ミラが演じる、報酬さえ払えばどんな願いも受け入れる不死身の魔女、グレイ・アリスに勝るとも劣らない強烈なキャラクターは、デイヴが演じる、アリスに雇われ共に旅をすることになる案内人、ボイスだ。デイヴは原作を読んだ瞬間に「ボイスというキャラクターに惹かれ、西部劇のような空気を感じた」と直観。以前から「西部劇に出たい」と監督に話していたというデイヴ。「ボイスにはまさに“ガンマン”のような魅力があった」と目を輝かせる。
監督もこれに呼応し、「ジョージの原作からも、それをすごく感じました。信頼し合っていないアリスとボイスが、各々の目的を果たすために共に旅に出て、それぞれが自分の思惑を持ちながらも、旅の中でやがてお互いを理解していく——その設定から、この物語は大人向けのダークファンタジーでありながら、“西部劇的な物語”にもなっている」と、本作を映像化する上での大きなポイントを説いた。
さらに監督は「私はずっとミラがファンタジーのキャラクターを演じたいと思っていることを知っていたので、この作品にはすごく惹かれました」と、映画化したもう一つの大きな理由を語ると、ミラも「私はジョージの大ファンなんです。作品は全部読んでいます」と本人に告白。すると、すかさず監督が「もう究極のファンなんです。ジョージ!(笑)」と続けると、ジョージも満面の笑みに。映画製作者と原作者の信頼関係がより深まった瞬間となった。
最後に、本作の完成版を初めてジョージに観せた日を回想した監督は、「今までで一番緊張した」と苦笑しつつ、上映後にジョージが「気に入ったよ!」と言ってくれた瞬間が「人生で一番うれしい映画館での時間になった」と明かした。それは、原作が持つ魅力に、映画が最高の形で応答できた証である。“ダーク寓話×西部劇”という異種的なものに感じる要素が完璧に融合できたのは、4人がそれぞれの立場で“同じゴール”を見ることができたからに違いない。観客は100分の間に、〈絶望の地=ロストランズ〉へと導かれ、“願いの代償”という本作のテーマに引き寄せられていく。
まとめ(注目ポイント)
- 壮大なダークファンタジー『ロストランズ 闇を狩る者』が2026年元日に公開。
- 今回、ミラ、監督、デイヴ、原作者ジョージが創作の核心を語る映像が解禁。
- 脚本づくりに3年・制作に7年をかけ監督とミラが原作の核を守りつつ再構築した。
- ミラは原作者の大ファンで、作品は全部読んでいると本人に告白。
ロストランズ 闇を狩る者
2026年1月1日(木)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
STORY
崩壊した世界で、力こそがすべて。人々の唯一の希望は自由を追い求める魔女グレイ・アリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)の存在だった。愛と権力に飢えた王妃の願いを叶えるため、案内人ボイス(デイヴ・バウティスタ)と共に、魔物が支配する“ロストランズ”へと旅立つアリス。だが、彼女を異端として裁いた族長と、冷酷無比な処刑人アッシュの追跡が迫る。さらに、辿り着いた絶望の地で、アリスに呪われた運命が牙を剝く。
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、デイヴ・バウティスタ、アーリー・ジョヴァー、アマラ・オケレケ、フレイザー・ジェームズ
監督・脚本:ポール・W・S・アンダーソン
原作:ジョージ・R・R・マーティン「In The Lost Lands」
2023/ドイツ・アメリカ・スイス/カラー/シネスコ/5.1ch/英語/字幕翻訳:佐藤恵子/
原題:In The Lost Lands/100 分/G
配給:ハピネットファントム・スタジオ
© 2024 Constantin Film Produktion GmbH, Spark Productions AG
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