最新監督作『ウエスト・サイド・ストーリー』が公開中のスティーヴン・スピルバーグが、スティーヴ・マックイーンの代表作『ブリット』(1968)を題材にした新作に着手していることが明らかになった。

スティーヴン・スピルバーグ
Ready Player One Japan Premiere Red Carpet: Steven Spielberg" by Dick Thomas Johnson is licensed under CC BY 2.0
オリジナル版のリメイクではなく新しいオリジナル・ストーリー

米メディア「Deadline」が関係者の話として報じている。オリジナル版のリメイクではなく、『ブリット』でマックイーンが演じた刑事、フランク・ブリットを中心とした新しいオリジナル・ストーリーが展開するという。

オリジナル版は、マックイーンの代表作のひとつ。サンフランシスコ市警の刑事ブリットが、裁判の重要証言者が殺害された事件の真相に迫っていく。映画史上最高ともいわれる伝説的カーチェイスシーンで知られ、アカデミー賞編集賞を受賞し、音響賞にもノミネートされた。監督はピーター・イェーツ。

Bullitt poster.jpg
By Art.com, Fair use, Link

関係者によると、スピルバーグは以前からこのキャラクターを題材にした映画のアイデアを温めていたという。スピルバーグはクリスティ・マコスコ・クリーガーとともにプロデュースも担当し、『スポットライト 世紀のスクープ』のジョシュ・シンガーが脚本を執筆する予定だという。

スピルバーグは新作『ウエスト・サイド・ストーリー』で作品賞と監督賞を含むアカデミー賞7部門にノミネートされている。次回作として、自らの半自伝的な青春映画『The Fabelmans(原題)』が今年の11月に全米公開される予定。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事