第50回トロント国際映画祭国際観客賞受賞、第83回ゴールデングローブ賞3部門ノミネートを果たした韓国の巨匠パク・チャヌク監督の最新作『しあわせな選択』が絶賛公開中。このたび、パク・チャヌクの世界観を具現化する裏方のプロフェッショナルたちに迫る解説動画が到着した。
『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』『お嬢さん』など、物語でインパクトを与えるだけでなく、カメラワーク、美術、衣装に至るまで総合芸術として作品を高みに連れていくことでも定評のあるパク・チャヌク監督。最新作『しあわせな選択』でもそのこだわりはしっかりとうかがえるが、今回は監督の美的センスを具現化する陰の立役者たちにスポットを当てた解説映像が解禁された。
映像ではパク・チャヌク監督の作品に必要不可欠な要素である美術、撮影、ヘアメイク、音楽を担当したエキスパートたちがこだわりを明かしていく。パク・チャヌク監督とは『オールド・ボーイ』から長年協働してきた美術監督のリュ・ソンヒは、マンス一家が暮らすこだわりの家について、「マンスの家はフランス様式とブルータリズムの合体。調和するようなしないような不協和音的な美学を感じさせたかった」と狙いを明かす。

さらに園芸と盆栽の趣味を持つマンスのキャラクターに説得力を持たせるため、造園と盆栽の各々のエキスパートもスタッフとして参加。それぞれ演出に沿った庭の造形や、植物を選ぶことから手掛けたと明かしている。

撮影を担当したキム・ウヒョンは「デジカメ特有のシャープ感を和らげるヴィンテージ感の出せるレンズをテストしました。現実を写し取るだけに満足せず、そのルック自体が現状に対する解説になる新たな道を模索しました」と映像だけでも語りを得られるようなルックにこだわったと語る。ヘアメイクのソン・ジョンヒは「失業後、就活に孤軍奮闘するマンスは、焦燥感に駆られます。やつれた姿と傷んだ髪で、その苦しみを観客に伝えたかった」とマンスの苦労を見た目からも表現することに尽力したとコメント。

パク・チャヌク監督とは長年の友人であり、韓国映画音楽の巨匠であるチョ・ヨンウクは「洗練された音楽ではなく、原始的な音楽を作ることにこだわりました」と語り、そのこだわりは海外で敢行された豪華な収録作業の様子からうかがえる。
五感に訴えるミザンセーヌ(画面構成)を高く評価されるパク・チャヌク監督のもとに集結した各分野のアーティストたちの細かなこだわりがたっぷり味わえる最新作。2回、3回と観てようやく気付くようなディテールも盛りだくさんとなっている。
まとめ(注目ポイント)
- 映画『しあわせな選択』絶賛公開中韓国の巨匠パク・チャヌク監督の最新作。3月6日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で絶賛公開中。
- 裏方のプロフェッショナルに迫る映像解禁監督の圧倒的な世界観を具現化する、美術や撮影など陰の立役者たちにスポットを当てた解説映像。
- 仏様式とブルータリズムが融合した美術美術監督リュ・ソンヒが邸宅セットの意図を解説。園芸や盆栽のエキスパートもスタッフとして制作に参加。
- 映像・メイク・音楽による緻密な世界観撮影のレンズ選びから、傷んだ髪を表現したヘアメイク、原始的な音楽まで、各分野のこだわりを多数収録。
しあわせな選択
2026年3月6日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
STORY
「全てを叶えた」——製紙会社で25年間、堅実に仕事をしてきたマンスは、心からそう思い、妻と2人の子供、2匹の犬と郊外の大きな家で“理想的”な人生を送っていた。突然、会社から解雇されるまでは。必死に築いてきた人生が、一瞬のうちに崩壊!? 好調の製紙会社への就活も失敗したマンスが閃いたのは、衝撃のアイデアだった。それは……「ライバルがいなくなれば、仕事は手に入る」。
監督:パク・チャヌク『オールド・ボーイ』、『お嬢さん』、『別れる決心』
出演:イ・ビョンホン 『コンクリート・ユートピア』「イカゲーム」、ソン・イェジン 『私の頭の中の消しゴム』「愛の不時着」、パク・ヒスン 『警官の血』、イ・ソンミン 『ソウルの春』、ヨム・ヘラン 「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」、チャ・スンウォン 『毒戦 BELIEVER』
2025年|韓国|韓国語・英語|カラー|スコープサイズ|139分|日本語字幕:根本理恵|原題:NO OTHER CHOICE|PG-12
提供:木下グループ 配給:キノフィルムズ
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