ヘヴィ・メタルを扱った音楽ドキュメンタリー映画2作、『マーダー・イン・ザ・フロント・ロウ~俺たちのベイエリア・スラッシュ物語~』と『デス・バイ・メタル~デス・メタルを作った男~』が9月25日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、シネマリスほか全国順次緊急公開されることが決定した。

METALLICA、SLAYER、MEGADETHらが歴史的名盤を生み出した「奇跡の1986年」から40年、「デス・メタルの父」と呼ばれた男がこの世を去って今年で四半世紀。メタル・ドキュメンタリー2大作、衝撃の同時緊急公開が決定した。
数多あるヘヴィ・メタルのサブジャンルのなかで、群を抜く過激さとスピード、そして商業的成功で知られる「スラッシュ・メタル」。その爆心地となった1980年代サンフランシスコ・ベイエリア・シーンの真実に迫るドキュメンタリー『マーダー・イン・ザ・フロント・ロウ~俺たちのベイエリア・スラッシュ物語~』。そしてスラッシュ・メタルから派生し、デス・ボイスと更なるスピードで異形の進化を遂げた「デス・メタル」の創始者=チャック・シュルディナーと彼のバンドDEATH(デス)に焦点を当てたドキュメンタリー『デス・バイ・メタル~デス・メタルを作った男~』。
『マーダー・イン・ザ・フロント・ロウ~俺たちのベイエリア・スラッシュ物語~』は、超豪華オール・キャストで構成された、初期ベイエリア・スラッシュ・シーンの濃密な数年間に迫ったドキュメンタリー映画。「METALLICAのデイヴ・ムステイン」「MEGADETHのケリー・キング」などファンには堪らない秘蔵エピソード・映像の数々。客が頭上を飛び交う伝説のライブハウス「ルーシーズ・イン」の全貌、「メタリカ・マンション」での出来事。そして絶頂期にいたMETALLICAを襲ったツアー・バスの悲劇。

©2019 Bonded By Blood, LLC All Rights Reserved.
今や世界的スターとなった面々が、目を細めながら若気の至りを語り尽くす。狭すぎるライブハウスにセットが入りきらなかった珍事、長期ツアーで空き家になったライバル・バンドの家に住み着いていた話、ホームシックの寂しさを紛らわすために送りあった絵ハガキ。ルックス重視の派手なメイクと衣装でL.A.から意気揚々とベイエリアに乗り込んできたある大物バンドが、「メイクを落とせ」と一喝された逸話など、知られざるエピソード満載の1時間半。
切磋琢磨するライバルでありながら、時に助け合い固い絆で結ばれていた彼らだけが知る秘密の物語。セックス、ドラッグ、ロックンロールなL.A.メタルとは対極の、体育会系ジャンル。過激なスピードと暴力性を持ちながら、どこか汗と笑顔が似合うその音楽は、たった数年でヘヴィ・メタルの世界地図を塗り替えた。それは、夢を追いかけた若者たちの青春群像劇でもあるのだ。
『デス・バイ・メタル~デス・メタルを作った男~』は、1983年フロリダで結成された伝説のバンド=DEATHを率いた男、チャック・シュルディナーの生涯を描いたドキュメンタリー映画。ヘヴィ・メタルの内包する激しさを極限まで煮詰めたようなパブリック・イメージとは裏腹に、彼は驚くほど繊細で、音楽に対して誠実だった。理想の音を追求するためなら、たとえ長年の仲間であっても容赦なくメンバー・チェンジを繰り返す。徐々にバンドは彼のソロ・プロジェクトの様相を呈していき、その独裁者とも言える完璧主義者ぶりは時に非情とも呼ばれた。が、それこそが妥協なき音楽的進化を可能にした原動力でもあった。

©2016 Table14, Inc. All Rights Reserved.
本作は、テープ・トレードを通じて音楽を分かち合う青春時代に始まり、バンド結成、幾多のメンバー交代、そして音楽性の絶えざる進化を経て、やがて彼の身体を蝕む病魔との闘いへとたどり着く。34歳という若さで世を去るその最期まで、彼は音楽を作ることをやめなかった。終盤、病床で電話越しに新曲を聴き、遠く離れた仲間たちと涙するエピソードは彼の人間性を深く掘り下げるものだ。暴力的なジャンル・イメージからは想像もできない、ひとりの人間の静かな強さ。自分の信じる音楽を貫き、変化を恐れず、時に孤独になりながらも前進し続けた男。本作は、そんな彼の生き様を、共に音楽を作ってきた仲間たちの証言を通して丁寧に映し出すドキュメンタリーである。
公開決定にあわせて、伊藤政則、武田砂鉄のほか、SEX MACHINEGUNSのAnchang、ザ・リーサルウェポンズのプロデューサーのアイキッドより推奨コメントが到着した。コメント全文は以下のとおり。
著名人コメント
『マーダー・イン・ザ・フロント・ロウ〜俺たちのベイエリア・スラッシュ物語〜』
ベイエリア・スラッシュメタルは僕の音楽人生を完全に支配している(笑)
憧れでもある。このドキュメントは、スラッシュ・メタルを命懸けで演奏する仲間たちがたくさんいて、それを命懸けで応援する仲間たちがたくさんいて、一つのシーンがベイエリアに存在するという物語からスタートする。
メタルマニアからすれば羨ましい世界であるが、ろくなものではない(笑)
いや、めちゃくちゃである。
真面目な日本のスラッシュメタラーこそ見るべき作品なのではないだろうか?
破天荒な人生を送ってみたいが、出来ない人こそ見てほしい!
本来メタルはめちゃくちゃな世界感なのだ!だからこそ憧れる!!
Anchang(SEX MACHINEGUNS)
ヘヴィ・メタルが化学反応を起こし、加速度的に細胞分裂を生み出した時、このスラッシュ・メタルは誕生した。
結果、シーンは拡大して、多くのファンを呑み込んでいった。
伊藤政則(音楽評論家, DJ)
ヘヴィ・メタルという生命体がこうして生き長らえているのは、Seek and Destroy、探し求めてぶっ壊す哲学を生んだスラッシュ・メタルのおかげだ。本作品に出てくる全員に頭を垂れっぱなし。首が痛くなる。
武田砂鉄(ライター, ラジオパーソナリティー)
『デス・バイ・メタル〜デス・メタルを作った男〜』
男としてこの世に生まれし者は、すべからくチャック・シュルディナーのような生き様を渇望すべし。カッコだけの偽物はいらない。太く短く、重く疾く、己の内なる魂を燃やし尽くせ!…と、思わず言いたくなるような珠玉のメタル・ドキュメンタリー。表現者としての苦悩、組織運営の難しさ、移りゆく時代の流れ。人生に必要な全てがこの映画に詰まっている。メタルヘッズはもちろん、普段メタルを聴かない人達にもぜひ色眼鏡を外して観てほしい。
アイキッド(ザ・リーサルウェポンズ プロデューサー)
チャックが重ねた実践が、現代のヘヴィ・メタルの多様な枝葉の支えになっている。
革命者は、どんな時代も再発見を待っている。DEATHの音楽がそれだ。
武田砂鉄(ライター, ラジオパーソナリティー)
まとめ(注目ポイント)
- メタル・ドキュメンタリー2作が同時公開『マーダー・イン・ザ・フロント・ロウ』と『デス・バイ・メタル』が9月25日より全国順次公開。
- ベイエリア・スラッシュの歴史を記録METALLICAやSLAYER、MEGADETHらが台頭した1980年代ベイエリア・シーンの真実に迫る。
- 「デス・メタルの父」チャック・シュルディナーDEATHを率いたチャックの音楽的探求と、34歳で世を去るまでの生涯を描く。
- 著名人から推奨コメントも到着伊藤政則、武田砂鉄、Anchang、アイキッドが作品の魅力をそれぞれの言葉で語る。
マーダー・イン・ザ・フロント・ロウ~俺たちのベイエリア・スラッシュ物語~
デス・バイ・メタル~デス・メタルを作った男~
2026年9月25日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、シネマリスほか全国順次公開
『マーダー・イン・ザ・フロント・ロウ~俺たちのベイエリア・スラッシュ物語~』
出演:デイヴ・ムステイン(メガデス)、カーク・ハメット(メタリカ)、ジェイムズ・ヘットフィールド(メタリカ)、ラーズ・ウルリッヒ(メタリカ)、ゲイリー・ホルト(エクソダス)、トム・アラヤ(スレイヤー)、チャーリー・べナンテ(アンスラックス)、アレックス・スコルニック(テスタメント)、ラリー・ラロンデ(ポゼスト)
監督・脚本・製作総指揮:アダム・デュビン
製作:ジャック・ギュリック、レイチェル・ベンルール・デュビン
脚本:ブライアン・ルー、ハラルド・オイモエン、ポール・ラックマン
2019年|アメリカ|92分|カラー|1.90:1|5.1ch|原題:MURDER IN THE FRONT ROW:THE SAN FRANCISCO BAY AREA THRASH METAL STORY|字幕翻訳:橋本裕充
©2019 Bonded By Blood, LLC All Rights Reserved.
キングレコード配給
『デス・バイ・メタル~デス・メタルを作った男~』
出演:チャック・シュルディナー(アーカイブ映像)、スティーヴ・ディジョルジオ、ジーン・ホグラン、リック・ロズ、ジェーン・シュルディナー、ベサン・シュルディナー
監督・脚本:フェリペ・ベラルカサル
製作:エリック・グリーフ、フェリペ・ベラルカサル
2016年|カナダ|107分|カラー|フルHD|ステレオ|原題:DEATH BY METAL|字幕翻訳:堀上 香
©2016 Table14, Inc. All Rights Reserved.
キングレコード配給
公式サイト murder-death.com




