8月に突入し、いよいよ夏本番。しかし新型コロナウイルスの影響により海外旅行に行くのはまだ難しい日々が続いている。そんな今年は劇場でさまざまな国を舞台にした映画を鑑賞し、世界旅行気分を味わってみてはいかがだろうか。今回は2021年夏に公開される映画の中から、思わず旅に出たくなる、その土地の魅力まで堪能できる4作品をピックアップしてご紹介。あなたはどこの国へ行ってみたい?

モロッコ、彼女たちの朝
©︎ Ali n' Productions – Les Films du Nouveau Monde – Artémis Productions
『モロッコ、彼女たちの朝』 8月13日(金)公開

第92回アカデミー賞モロッコ代表作。モロッコ・カサブランカの小さなパン屋を舞台にふたりの女性が出会い、新しい人生へと歩き出す始まりの物語。旧市街で暮らす女性たちのリアルな日常生活を描いた本作。その忠実に再現された街並みや家にモロッコをよく知る人も「モロッコにワープさせてくれる映画」と絶賛する。

モロッコの伝統的なパンや焼き菓子、幾何学模様が美しいインテリアやアラビア音楽が異国情緒を倍増させ、日本から遠く離れた北アフリカの国、モロッコに誘ってくれる。

イン・ザ・ハイツ』 公開中

変わりゆくニューヨークの片隅に取り残された街、ワシントンハイツを舞台にしたミュージカル映画。真夏に起きた大停電の夜、この街で育った4人の若者の運命が大きく動き出す。トニー賞で4冠を果たしたブロードウェイミュージカルの映画化。

物語の舞台となるニューヨーク、“ワシントン・ハイツ”は、道端に置かれたラジカセ、アパートの窓、カーラジオなどからいつも音楽が流れている、実在する賑やかな移民の街。街の象徴であるジョージ・ワシントン・ブリッジも劇中に印象的に登場する。

『Summer of 85』 8月20日(金)公開

1985年の夏、フランス・ノルマンディーの海辺で出会った16歳と18歳の二人の少年のひと夏の初恋を描いた物語。名匠、フランソワ・オゾンによる作品。監督が若かりし日に読んで影響を受けたという小説「おれの墓で踊れ」の映画化。

運命的な出会いを果たした美しき少年たちの、初めての恋と永遠の別れ。その背景をノルマンディーの郷愁誘う「夏」の風景が彩る。色鮮やかでノスタルジックな映像美に魅了されること必至だ。

テーラー 人生の仕立て屋』 9月3日(金)公開

ギリシャ・アテネで36年間、高級シーツの仕立て屋を父と営んでいたニコス。店は不況で差し押さえられ、途方に暮れた彼は可動式のスーツの仕立屋を営むことに。そこで思いがけないオファーにより、初めてのウェディングドレス作りに挑むことに。青空のもと、オーダーメイドのドレスを作り始めるが…。

ドレスがいっぱい積まれた屋台をくくりつけた赤いバイクで、颯爽とアテネの街を駆け抜ける主人公ニコスの目に映る景色は、どこを見ても絵になるギリシャの白い建物の数々。「地中海の夏」を感じられれる景色が心地いい旅気分をもたらしてくれる。

作品情報

モロッコ、彼女たちの朝
2021年8月13日(金)、TOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開

【STORY】
臨月のお腹を抱えてカサブランカの路地をさまようサミア。イスラーム社会では未婚の母はタブー。美容師の仕事も住まいも失った。ある晩、路上で眠るサミアを家に招き入れたのは、小さなパン屋を営むアブラだった。アブラは夫の死後、幼い娘のワルダとの生活を守るために、心を閉ざして働き続けてきた。パン作りが得意でおしゃれ好きなサミアの登場は、孤独だった親子の生活に光をもたらす。商売は波に乗り、町中が祭りの興奮に包まれたある日、サミアに陣痛が始まった。生まれ来る子の幸せを願い、養子に出すと覚悟していた彼女だが……。

監督・脚本:マリヤム・トゥザニ
出演:ルブナ・アザバル 『灼熱の魂』『テルアビブ・オン・ファイア』、ニスリン・エラディ
2019年/モロッコ、フランス、ベルギー/アラビア語/101分/1.85ビスタ/カラー/5.1ch/
英題:ADAM/日本語字幕:原田りえ
提供:ニューセレクト、ロングライド 配給:ロングライド

©︎ Ali n' Productions – Les Films du Nouveau Monde – Artémis Productions

公式サイト:https://longride.jp/morocco-asa/

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