第91回アカデミー賞で主演男優賞ほか4部門に輝き、日本でも社会現象的な大ヒットを記録した『ボヘミアン・ラプソディ』の続編の可能性について、クイーンのギタリストであるブライアン・メイが語った。続編が作られることは明言していないものの、可能性はゼロではないとも語っている。

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『ボヘミアン・ラプソディ』は世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーを描いた伝記映画。フレディ役を務めたラミ・マレックはアカデミー賞主演男優賞に輝いた。日本での興行収入は130億円を突破し、2018年公開映画の中でトップとなる成績を叩き出した。
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続編が作られる可能性については、これまで多くの関係者がコメントしているが、ほとんどがその考えを否定。クイーンのオリジナル・メンバーの一人であり、『ボヘミアン・ラプソディ』 の音楽プロデューサーを務めたメイも、昨年夏にローリング・ストーン誌の取材を受けた際に「私たちが持っていた他のアイデアはありますが、続編はないと思います」と語っていた。
しかしこのたびInstagram Liveに出演したメイは、 『ボヘミアン・ラプソディ』続編が「まだ検討中」であることを認めた。メイのコメントは以下の通り。
「(続編の)アイデアは検討しています。 でもあの作品に続くのは難しいでしょうね。私たちが心血を注いで作った作品ですが、『風と共に去りぬ』よりもヒットするなんて誰も予測できませんでした。私たちは、もしかしたら続編が実現するかもしれないと考えています。ただしそれは素晴らしい脚本でなければなりません。それを見極めるにはしばらく時間がかかりそうです」
もし続編が作られるとしたら、もっとも大きなポイントは「どの時代を描くか」だろう。『ボヘミアン・ラプソディ』では1985年のライヴエイドまでが描かれたが、そこから1991年にマーキュリーが亡くなるまでの数年間を描くことも考えられる。あるいはクイーンの他のメンバーにスポットを当てることもできるかもしれない。いずれにしてもメイの言うように「本当に素晴らしい脚本」が書かれることが最初の一歩であり最大の条件になるはすだ。