2021年最大の話題作の一本『DUNE/デューン 砂の惑星』に出演しているオスカー・アイザックが『DUNE』と『スター・ウォーズ』の比較についてインタビューで言及した。アイザックは『スター・ウォーズ』最新3部作にもポー・ダメロン役で出演している。

"Oscar Isaac" by Gage Skidmore is licensed under CC BY-SA 2.0
『DUNE/デューン 砂の惑星』は伝説的SF小説「デューン/砂の惑星」を『ブレードランナー 2049』『メッセージ』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が豪華キャストを迎えて映画化する作品。フランク・ハーバートが1965年に発表した原作は『スター・ウォーズ』にも多大な影響を与えたといわれる。
しかしTotal Filmの取材に対し、アイザックはこの2つのSF作品は決して比較できないとして、その理由を次のように述べている。
「確かに、『DUNE』にも宇宙船が出てきます(笑)。でも、似ているのはそこまでなんです。 『DUNE』 は典型的なSF映画ではありません。SF的な要素もありますが、同時に“瞑想的”でもあります。原作者ハーバートやドゥニ監督がやっているのは、家族や文化の衝突といったテーマの探求です。そしてそれを夢の中のような舞台に置くことなんです」
『スター・ウォーズ』と『DUNE』はどちらもファンタジーとSFの要素を融合させた空前の超大作であり、 単純に言えば善と悪の対立を描く作品であり、アイザックの言う通り宇宙船が出てくる作品だ。また『DUNE』の撮影監督を務めるのは『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『マンダロリアン』シリーズのグリーグ・フレイザー。この2作が様々な面で比較されるのは致し方ないことだろう。
しかしふたつのSF作品がまったく異なるアプローチで作られていることはこのコメントからも明らか。どちらも実際に「体感」しているアイザックならではの貴重なコメントだ。アイザックは『DUNE』で主人公ポール(ティモシー・シャラメ)の父親レト・アトレイデス公爵を演じている。
『DUNE/デューン 砂の惑星』は10月15日(金)公開。