大統領選でトランプに大敗した民主党選挙参謀が、起死回生を狙って田舎の町長選挙で大波乱を巻き起こすスティーヴ・カレル主演のドタバタコメディ『スイング・ステート』が9月17日(金)よりTOHOシネマズ日比谷・渋谷シネクイントほか全国ロードショー。このたびナターシャ・リオンのインタビュー映像が解禁された。Netflixオリジナルドラマシリーズ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』のニッキー役などで知られる人気女優だ。
本作は、ブラット・ピット製作総指揮、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』『バイス』のプランBが贈る、抱腹絶倒の選挙エンタテインメント。大敗した民主党ヒラリー陣営の選挙参謀ゲイリー・ジマー(スティーヴ・カレル)は、農村部の票を取り戻す秘策として、Youtube動画で話題の人物を田舎の町長選挙に立候補させる。すると共和党は、対立候補の元にゲイリーの宿敵=トランプの選挙参謀、フェイス・ブルースター(ローズ・バーン)を送り込んできた。その日から、町長選をめぐるゲイリーVSフェイスの戦い、否、民主党VS共和党の巨額を投じた「仁義なき代理戦争」の幕が切って落とされた――。
主演のゲイリー・ジマーを演じるのは、満を持してコメディ作品に帰ってきたスティーヴ・カレル。“世界で最も美しいコメディエンヌ”ローズ・バーンが演じるフェイス・ブルースターを相手に、悪態&下ネタは当たり前の「そこまでヤルか!」という笑いの限界に挑む。さらにわきを固めるキャスト陣も豪華で、小さな町の町長選に立候補する退役海兵隊大佐ジャックに扮するのはアカデミー賞助演男優賞受賞の名優クリス・クーパー、その娘ダイアナ役には「オデッセイ」や「ブレードランナー2049」などのマッケンジー・デイヴィスが揃った。監督・脚本は、16年間にわたりコメディ・セントラルの『ザ・デイリー・ショー』の司会を務め、アカデミー賞でも2度司会を担当、アメリカ文化における政治風刺の定義を変えたと言われるジョン・スチュワートが務める。
このたび解禁されたのは、スティーヴ・カレル率いる精鋭チームのデータ分析家を演じたナターシャ・リオンのインタビュー映像。
ナターシャ・リオンは、Netflixオリジナルドラマシリーズの『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』(13~19)のニッキー役で話題を集め、同じくNetflixの『ロシアン・ドール:謎のタイムループ』(19)では主演・原案・製作も務め、同作はプライムタイムエミー賞の主演女優賞など13部門にノミネート、シーズン2の制作も決定。さらに『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督が初めて手がける新テレビシリーズ『Poker Face(原題)』での主演に抜擢されるなど、世界中に多くのファンを持つ。
子役時代から30年以上のキャリアを誇り、プロデューサー、俳優、脚本家、監督などマルチな才能で活躍。90年代の青春コメディ映画に始まり数多くのコメディ映画、ドラマに出演してきた彼女は、海外ドラマファン、中でもコメディ好きにはお馴染みの存在だ。
今回の映像では、映画『スイング・ステート』や共演者スティーヴ・カレルの魅力について語っている。本作で描かれる政治システムの腐敗については「今のアメリカは全体的にある種の深刻な病に侵されていると言える。本作は我が国の政治システムが腐敗し壊れていると強調する。簡単にくぐり抜けられる抜け道がいくつもあり、選挙はもはや国民のためのものではなく、立候補した政治家のためのものでさえない。エゴと権力がぶつかり合うビジネスになってる。その危険性を描いているの」と現在の状況がテーマになっていることを明かす。
コメディ要素の重要性については「コメディーや芸術を用いてより鮮明に問題を描き出すことができる。自分たちの置かれた状況の不条理さをね。(中略)何がバカらしくて何が賢明かを示す」と話し、「本作もこのやり方をうまく使っている」と続ける。
スティーヴ・カレルとの共演については「ジョン(監督)とスティーヴのしゃれたやり取りを聞いてるだけで、その場にいられることを幸せに思った。一流の俳優やコメディアンの集まりよ」とコメディ界の大先輩との共演を喜んだ。インタビューでは、そのほか演じた役柄やジョン・スチュワート監督についても語っている。
本編には、ナターシャ・リオンがとんでもないミスを犯しスティーヴ・カレルに大目玉を喰らったり、同じ精鋭チームの仲間トファー・グレイスとやり合ったりするシーンも。笑いを誘う彼女のコメディエンヌぶりに注目だ。
スイング・ステート
2021年9月17日(金)TOHOシネマズ日比谷・渋谷シネクイントほか全国ロードショー
ストーリー
民主党の選挙参謀ゲイリー・ジマー(スティーヴ・カレル)は、ヒラリー・クリントンが大敗し、打ちのめされていたが、ウィスコンシン州の小さな町役場で不法移民のために立ち上がる退役軍人ジャック・ヘイスティングス大佐(クリス・クーパー)のバズっているYouTube動画を見て、リベラルな演説で人々の胸を打つ、彼こそが中西部で民主党の票を取り戻す、起死回生の秘策だと確信。ゲイリーは、スイング・ステート(激戦州)のウィスコンシンを足掛かりに地盤を広げるべきと党を説得し、単身アポなしで田舎の寂れた町、ディアラーケンへと赴き大佐に民主党からの町長選出馬を要請する。ゲイリー自身が指揮を取ることを条件に大佐は出馬を了承し、大佐の娘ダイアナ(マッケンジー・デイヴィス)や住民のボランティアと、地道な選挙活動がスタート。しかし、対立候補の現役町長ブラウンに、共和党が宿敵、トランプの選挙参謀フェイス・ブルースター(ローズ・バーン)を送り込む。その日から、ディアラーケン町長選をめぐるゲイリーVSフェイスの戦い、否、民主党VS共和党の巨額を投じた「仁義なき代理戦争」の幕が切って落とされた。選挙資金の調達やテレビCMの応酬など、あの手この手で抗争がエスカレート!果たして次期政権を懸けた、なりふり構わない選挙戦の行方やいかに?
出演:スティーヴ・カレル/ローズ・バーン/クリス・クーパー/マッケンジー・デイヴィス/ 監督・脚本:ジョン・スチュワート
2020年/アメリカ/102分/カラー/ヴィスタ/原題:IRRESISTIBLE
配給:パルコ ユニバーサル映画
©2021 Focus Features, LLC. All Rights Reserved
公式サイト:swingstate-movie.com
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