『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のキャリー・ジョージ・フクナガ監督がイタリアの世界遺産の街で行われた同作の撮影現場の舞台裏の模様を公開した。予告編にも登場する最も印象的なアクションシークエンスの一つ、アストンマーティンの銃撃シーンの裏側も確認することができる。

"Cary Joji Fukunaga 'Beast Of No Nation' at Opening Ceremony of the 28th Tokyo International Film Festival" by Dick Thomas Johnson is licensed under CC BY 2.0
自身のInstagramを更新したキャリー・ジョージ・フクナガ監督は、ネタバレに注意するように呼びかけつつ、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のメイキング映像&画像を一気に公開した。スライドの2枚目では、監督が自らのiPhoneで撮影した映像を公開。ボンドカー「アストンマーティンDB5」が町の広場で敵に囲まれ、回転しながら反撃に出るシーンの裏側が収められている。
スライドではほかにも出演者のレア・セドゥと談笑する監督の姿や、映画冒頭の重要な舞台となるイタリア南部の街マテーラで行われた撮影の様子などを確認することができる。
マテーラの街は「サッシ」と呼ばれる洞窟住居があることで有名で、「マテーラの洞窟住居」として1993年に世界遺産に登録されている。その美しく印象的な街並みは映画の舞台となることも多く、メル・ギブソン監督の『パッション』やDC映画『ワンダーウーマン』のロケ地ともなっている。
また『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は超解像度カメラであるIMAXフィルムカメラを用いて撮影された、シリーズ初めてのIMAX上映作品でもある。メイキングの中には巨大な機材を用いたロケーション撮影がいかに困難かを物語る貴重な映像も含まれている。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は10月1日(金)より公開中。