『クリード』シリーズや『ブラックパンサー』などのマイケル・B・ジョーダンが、アカデミー賞二度受賞の名優デンゼル・ワシントンとの仕事から受けた影響を明かした。新作ラブストーリー『ジャーナル・フォー・ジョーダン(原題)』ではジョーダンが主演、ワシントンが監督としてタッグを組んでいる。

"Michael B. Jordan" by Gage Skidmore is licensed under CC BY-SA 2.0
人気シリーズ映画『クリード』第三弾で、主演を務めるだけでなく映画監督としてデビューすることも決まっているマイケル・B・ジョーダン。同じく俳優・監督として活躍する大先輩デンゼル・ワシントンの仕事を間近で見ることができたのは、彼にとってこの上ない経験になったようだ。「Entertainment Weekly」のインタビューで次のように語っている。
「彼(デンゼル・ワシントン)のおかげで『クリード3』を監督する準備ができました。彼にたくさんの質問をしましたし、どのように撮影を行うのか、どのようにスタッフたちとコミュニケーションを取るのか、何を見て、何を期待して日々の仕事をするのか、そのプロセスを観察することができたんです。だから『クリード3』の直前にこの『ジャーナル・フォー・ジョーダン(原題)』の仕事をしたのは間違いなく正解でした。デンゼルに監督してもらうということは、特別授業を受けるようなものです。彼は毎日、全力で仕事に取り組んでいます。彼は最大限の努力をするので、そのエネルギーや意欲に負けないようにしなければなりません。だから僕ももっと頑張ろうという気持ちになりました。これは素晴らしい経験でした。彼との仕事にとても感謝しています」
デンゼル・ワシントンはハリウッドの史上最高の俳優の一人として認められているだけでなく、『アントワン・フィッシャー きみの帰る場所』『フェンス』など監督としても高い評価を得ている。映画監督デビューの前にワシントンと仕事ができたのは、ジョーダン本人も言うように最高のタイミングだったに違いない。『クリード3』への期待はますます高まる。
『クリード3』の詳しい内容はまだ明らかにされていないものの、ジョーダンが演じる主人公アドニス・クリードの対戦相手役として『ザ・ファイブ・ブラッズ』などのジョナサン・メジャースが交渉中の模様。アドニスの師匠ロッキー役のシルヴェスター・スタローンは出演しないと伝えられている。『クリード3』は来年全米公開予定。