『グリーンブック』などで3度アカデミー賞にノミネートされているヴィゴ・モーテンセンが、ベトナム戦争を描いたスリラー映画『トゥー・ウルブズ(原題)』(Two Wolves)で主演を務めることが決定した。

ヴィゴ・モーテンセン
"Viggo Mortensen" by Sharon Graphics is licensed under CC BY-NC-ND 2.0
「最悪の状況でも正しいことをすることで、普通の人々がいかにヒーローになれるか」

「Variety」などの報道によれば、本作は、ベトナム戦争中、無抵抗の村民が殺害された「ソンミ村虐殺事件」で、仲間の兵士に反旗を翻し、裏切り者の烙印を押されたヘリコプター操縦士、ヒュー・トンプソンの物語。

ヴィゴ・モーテンセンは『ゲット・アウト』のケイレブ・ランドリー・ジョーンズとともに主演を務める。『博士と彼女のセオリー』のアンソニー・マクカーテンと『THE INFORMER 三秒間の死角』のマット・クックが脚本を担当する。

監督を務めるのは、2007年に『「闇」へ』でアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したアレックス・ギブニー。監督は次のように語っている。

「これは7年前から作りたいと思っていた映画です。適切なキャストを集められた今、この力強い物語を伝えることができます。この作品は、最悪の状況でも正しいことをすることで、普通の人々がいかにヒーローになれるかを伝える真実の物語です。これは、反撃した2人の男の映画です」

本作の公開日は未定。現在ヴィゴ・モーテンセンは盟友デヴィッド・クローネンバーグ監督と組むSF映画『クライム・オブ・ザ・フューチャー(原題)』(Crimes of the Future)など多くのプロジェクトを抱え、撮影は来年以降になるとみられている。

ヴィゴ・モーテンセンの最新作は、初監督を兼任した半自伝的物語『フォーリング 50年間の想い出』。こちらは11月12日(金)より、kino cinema横浜みなとみらい、kino cinema立川髙島屋S.C.館、kino cinema天神 ほか全国順次公開。

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