Netflixの人気ドラマ『ザ・クラウン』でチャールズ皇太子を演じてエミー賞を受賞したジョシュ・オコナーとBBCドラマ『ふつうの人々』でブレイクしたアイルランド俳優のポール・メスカルが、新作ロマンス映画『ヒストリー・オブ・サウンド(原題)』(The History of Sound)でタッグを組むことが決定した。

Andriy Makukha (Amakuha), CC BY-SA 4.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0, via Wikimedia Commons
「Deadline」によれば、本作はベン・シャタックの短編小説を基に、第一次世界大戦の時代を生きたふたりの男性を描くラブストーリー。監督を務めるのは、2011年に『ビューティ(原題)』(Beauty)でカンヌ国際映画祭クィア・パルムを受賞し、黒澤明監督の『生きる』の英国版リメイクのメガホンを取ることも決まっているオリヴァー・ハーマナス。
ライオネル(メスカル)とデヴィッド(オコナー)というふたりの青年が、第一次世界大戦中に、同郷の人々の生活や声、音楽を記録するために旅に出るというストーリー。ふたりの青年の人生はアメリカ横断の旅の中で大きく変わっていく。
Embed from Getty Imagesポール・メスカルとジョシュ・オコナー
ハーマナス監督は今回のキャスティング決定について次のように語っている。
「ポールとジョシュは、同世代の中で最も有望な俳優であり、私たちに深い魂のこもった演技を披露してくれるでしょう。これは、語られるべき、思いがけないラブストーリーです。この物語は、音の歴史に浸った二人の男の絆を通して、20世紀のアメリカの生活と、アメリカのフォークソングの伝統を巡る旅です。この紛れもないパワフルなストーリーは、必ずや世界中の観客の心に響くことでしょう」
撮影は来年夏に開始される予定で、主にアメリカで行われる。