『ウエスト・サイド物語』『草原の輝き』などで人気を博した女優ナタリー・ウッドが、『スパルタカス』などの名優カーク・ダグラスにレイプされていたと、ナタリーの妹ラナ・ウッドが発表した回顧録で明かしていると米バラエティなどが報じている。
Embed from Getty Imagesナタリーは43歳で溺死という形で1983年に亡くなっているが、こちらの死因もいまだに謎のまま
『007/ダイヤモンドは永遠に』になどの女優でもあるラナ・ウッドは新著『リトル・シスター』の中で、姉ナタリーが10代の時、カーク・ダグラスをロサンジェルスのホテルに訪ねた際、暴行されたことを明かしている。このことはナタリーや母親から絶対口外しないように言われていたが、もう時効だと思って公表に踏み切ったという。このことは以前もダグラスの名前を伏せた形で、「ある大物俳優に」という表現で明かされていたが、実名公表に踏み切ったことは初めて。

ダグラスは2020年に103歳で亡くなっており、米メディアは息子のマイケル・ダグラスにもコメントを求めているようだが、返事はないという。ナタリーは43歳で溺死という形で1983年に亡くなっているが、こちらの死因もいまだに謎のままで、当時の夫ロバート・ワグナー(『タワーリング・インフェルノ』)への疑惑が取りざたされては消えていくという状態が続いており、この件にも『リトル・シスター』では触れている。
『リトル・シスター』ではさらにナタリーとウォーレン・ビーティの隠れた熱愛にワグナーが嫉妬していたエピソードなども登場するという。ナタリーの遺族はラナに対して以前から批判的で、今回もいきなりの暴露本発売によって家庭内トラブルが発生しそうだ。