2021年ノーベル平和賞の受賞が決定しているフィリピンのジャーナリスト、マリア・レッサの闘いに迫るドイツ製作のドキュメンタリー映画『マリア・レッサ:フィリピン 強権国家との闘い』が12月10日(金)より映画配信サービス「JAIHO(ジャイホー)」にて日本初公開、並びに独占配信開始。このたび予告編映像、本国版ポスター、新場面写真が解禁された。

12月10 日(金)に行われるノーベル賞授賞式当日に配信開始

本作はフィリピンのニュースサイト「ラップラー」CEO でジャーナリストのマリア・レッサと彼女のチームが、暗殺部隊を使い数万人もの人々を殺害してフィリピンを強権国家にしている暴力的なロドリゴ・ドゥテルテ大統領を相手に戦う姿を追ったドキュメンタリー映画。

監督はこれまで世界で起きている問題に焦点を当てたドュメンタリーを製作し、『北朝鮮強制収容所に生まれて』(12)では、海外の映画祭で多数の賞を受賞しているマルク・ヴィーゼが務める。

マリアは、世の中の不正に立ち向っている女性であり、民主主義の失墜を食い止めようと真実の追求を続ける姿が評価され、TIME 誌により 2018 年のパーソン・オブ・ザ・イヤーに選ばれたほか、2021年のノーベル平和賞の受賞が決定している。

ドゥテルテ大統領に批判的な報道を続けるマリアの出国に検察当局は反対していたが、控訴裁判所からオスロ渡航への許可が出たため12月10 日(金)に行われる授賞式へ出席予定。この授賞式当日に本作が配信開始されることとなる。

ドゥテルテ大統領の「麻薬戦争」の真実に迫り、マリアと彼女のスタッフの舞台裏に同行した貴重なドキュメンタリー映画だ。

作品情報

マリア・レッサ:フィリピン 強権国家との闘い
2021年12月10日(金)よりJAIHOにて日本初公開&独占配信開始

製作年:2020/原題:We Hold The Line/監督:マルク・ヴィーゼ

あらすじ:
フィリピンでは、ニュースサイト「ラップラー」の CEO でジャーナリストのマリア・レッサと彼女のチームが、麻薬犯罪の容疑者に対する超法規的殺人で数万人を殺害したとされる強権的なロドリコ・ドゥテルテ大統領を相手に戦っている。ジャーナリズム精神、そして人を思いやる心が彼女の武器である。ドゥテルテ大統領に批判的な報道を続けたため政権の標的となり、2 度投獄された。ソーシャルメディアと法律を武器にして国を支配しているドゥテルテ大統領の犠牲となった人々や、責任を避け批判ばかりしている政治家、そして暗殺部隊の隊員の話から、ドゥテルテ大統領の「麻薬戦争」の真実に迫る。

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