『ラ・ラ・ランド』などで俳優としても活躍する歌手のジョン・レジェンドが、不朽の名作「オペラ座の怪人」の新たな映画化『ファントム(原題)』(Phantom)をプロデュースすることが決定した。

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「オペラ座の怪人」は、フランスの作家ガストン・ルルーによって1909年に発表された小説。 パリの人気オペラ座の地下に棲むオペラ座の怪人と歌姫クリスティーヌの悲恋が描かれる。無声映画の時代から幾度も映像化され、アンドリュー・ロイド・ウェバーのミュージカル版をベースにした、2004年のジェラルド・バトラー主演の『オペラ座の怪人』も大ヒットを記録した。その最新ミュージカル映画化が『ファントム(原題)』だ。
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2004年のジェラルド・バトラー主演の『オペラ座の怪人』
「Deadline」の報道によれば、今回の『ファントム(原題)』は、物語の舞台がパリからニューオーリンズの地区フレンチ・クォーターへと移るという。ジョン・レジェンドとともにプロデュースを務めるハーヴェイ・メイソン・ジュニアは「このストーリーは私たちにとって非常にエキサイティング。私たちはアンドリュー・ロイド・ウェバーの作品のファンですが、それをこの場所と現代的な文脈に設定することで、音楽と街をマッチさせるようなクールな解釈ができました」と語っている。
レジェンドは圧倒的歌唱力を持つ歌手として広く知られているが、映画俳優・プロデューサーとしても多くの作品に関わり、アカデミー賞6部門に輝いたミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』でも出演・製作総指揮を兼任した。