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映画化された『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』をはじめとする「ヴァンパイア・クロニクルズ」シリーズで知られるベストセラー作家アン・ライスが脳卒中の合併症のため死去した。80歳だった。アン・ライスの公式Facebookページで息子のクリストファー・ライスが発表した。

アン・ライス
Anne Rice, Public domain, via Wikimedia Commons
「私たち家族の悲しみは計り知れないものがあります」

アン・ライスは1941年10月4日に米ニューオーリンズで生まれた。娘を白血病で亡くすという悲劇に見舞われたことをきっかけに、1976年、小説デビュー作『夜明けのヴァンパイア』(Interview with the Vampire)を発表。この作品は1994年にトム・クルーズブラッド・ピット主演で『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』 として映画化され、アンは脚本も担当した。当初はトムがイメージに合わないと不満を表明していたものの、完成した映画を観て一転、トムを絶賛し、前言撤回したことも話題を呼んだ。

InterviewwithaVampireMoviePoste.JPG
By Source: http://www.movieposter.com/poster/A70-3639/Interview_With_The_Vampire.html, Fair use, Link

『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』

ベストセラーとなった「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」はその後「ヴァンパイア・クロニクルズ」としてシリーズ化。2002年にはシリーズ3作目が『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』として映画化されている。彼女の著書は全世界で1億5000万部以上の売り上げを記録している。

アンの息子で小説家のクリストファー・ライスは「この悲しいニュースをお届けするのは心が痛みます。私たち家族の悲しみは計り知れないものがあります。母として、彼女は無条件に私を支えてくれました。彼女は教えてくれたのです。自分の夢を抱くこと、型にはまるのを拒むこと、恐怖や自信喪失といった暗い声に挑戦することを。彼女の最期のとき、私は病院のベッドの横に座り、彼女の業績と勇気に畏敬の念を抱き、様々な場所を旅した思い出に浸っていました」とその死を看取ったことを語り、長年母親を支えたファンに感謝を述べた。

『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』はドラマシリーズ化されることが決定しており、2022年の米放送・配信に向けて今月から撮影が開始される予定だという。

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