『シェイプ・オブ・ウォーター』のアカデミー賞受賞監督ギレルモ・デル・トロが、最新作『ナイトメア・アリー』が全米公開されたのを機に、新規ファンに見てもらいたい自身の作品を明かした。

"Guillermo del Toro"作者: Gage Skidmore is licensed under CC BY-SA 2.0
「『シェイプ・オブ・ウォーター』や『パンズ・ラビリンス』は素晴らしい入門書」

『ナイトメア・アリー』はデル・トロ監督が1946年に出版されたノアール小説「ナイトメア・アリー 悪夢小路」を映画化したサスペンス・スリラー。ショービジネスでの成功を目指す、野心溢れる青年スタンが、華やかさと怪しさに満ちたカーニバルの世界に足を踏み入れていく。

主人公スタンを演じるのはブラッドリー・クーパー。2度のオスカーに輝くケイト・ブランシェットがスタンの前に現れる謎めいた女性精神科医を演じている。

本作の公開にあわせて「Collider」のインタビューに応じたデル・トロは、新たな観客が最初に見るべき自身の作品を次のように提案している。

「『シェイプ・オブ・ウォーター』や『パンズ・ラビリンス』は、私の仕事を知ってもらうための素晴らしい入門書となるでしょう。でも、今は 『ナイトメア・アリー』でしょうか。もし2本見られるなら、『パンズ・ラビリンス』と『デビルズ・バックボーン』、あるいは『シェイプ・オブ・ウォーター』と『ナイトメア・アリー』の2本ですね。これらは、私の作品のすべて、究極のものです」

『シェイプ・オブ・ウォーター』は第90回アカデミー賞で作品賞など4部門を受賞した代表作だが、『パンズ・ラビリンス』『デビルズ・バックボーン』も監督の独自の世界観が存分に味わえる作品。まさに最新作『ナイトメア・アリー』の前後に観るには最適のセレクトとなっている。

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By The poster art can or could be obtained from Warner Bros. (Spain) Picturehouse (United States) New Line Home Entertainment (Home Video)., Fair use, Link

『ナイトメア・アリー』は2022年3月25日(金)に日本公開。

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