東京・池袋の名画座「新文芸坐」が2022年4月1日(金)にリニューアルオープン。リニューアルに伴い、2022年1月31日(月)~3月31日(木)の期間、休業する。

ミニシアターでありながら、「4Kレーザー」と「35ミリフィルム」両方の上映が実現可能なシアターに

1956年に「文芸坐」として創業して以降、60年以上にわたって唯一無二の名画座として映画ファンに愛されている「新文芸坐」。新しい館内は、音響・映写設備を一新。新文芸坐オリジナルの音響システム「BUNGEI-PHONIC SOUND SYTEM (ブンゲイ・フォニック・サウンド・システム)」を導入する。

さらに、4Kレーザー上映が可能な最新の映写機を導入し、ミニシアターでありながら、「4Kレーザー」と「35ミリフィルム」両方の上映が実現可能なシアターとなる。

また、館内レイアウトを大幅に変更。映画だけでなく様々なエンターテイメントが楽しめる「貸館」としても利用できる空間に生まれ変わる。エンターテイメントが盛んな豊島区・池袋駅周辺の立地を生かし、幅広い世代に映画以外の「劇場体験」の感動も伝える。

公式ホームページもリニューアル。新しい公式ホームページは3月中旬より公開予定。今回の休業についてホームページでは以下のようにお知らせしている。

 いつも新文芸坐をご利用いただきありがとうございます。皆様のおかげで先日21周年を無事に迎えることができました。重ねてお礼を申し上げます。

 20年も超えますと各設備もだいぶくたびれてまいりました。この度、これからも新文芸坐を安心・快適にご利用いただくために大規模なリニューアルを行なう運びとなりました。

 ロビーのレイアウトや映写・音響設備も一新いたします。コロナ禍や配信の隆盛により、ますます名画座は厳しい状況となっておりますが、「古き良き名画座」の部分を大切にしながらも「往年の名作から最新の大作までを最高の環境で」ご覧いただけるよう、また、映画以外の「劇場体験」の感動も伝えていけるよう、スタッフ一同精進してまいります。

 映写設備のスペックや、新しい取り組みなどは随時発信をさせていただきます。また、「友の会」会員様の有効期限に関しては休業期間分は延長されますのでご安心ください。

 日々の映画を楽しみにされているお客様には長期間の休業で申し訳ございません。休業までも精一杯、再開後も精一杯エンターテインメントの力を発信してまいりますので、今後とも新文芸坐をよろしくお願いいたします。

■改装・休業期間
2022年1月31日(月)~2022年3月31日(木) ※予定
※「友の会」会員様の有効期限に関しては、休業期間分は延長されます。

■リニューアルオープン
2022年4月1日(金) ※予定

■新文芸坐(東京都豊島区東池袋1丁目43-5 マルハン池袋ビル3階)
1956年、東京・池袋駅東口の映画館「人世坐」の姉妹館として「文芸坐」が開館。当初は松竹洋画系の封切館だったが、人世座の閉館後に名画座に転向。様々な特集上映を行いながら営業を続けたが、建物の老朽化などを理由に1997年に閉館。2000年12月12日、跡地に再建されたマルハン池袋ビル内に「新文芸坐」として再オープン。低料金2本立て、映画監督や俳優によるトークショー、多彩なプログラム、オールナイト上映など、唯一無二の名画座として60余年に渡り映画ファンに愛され続けている名画座。2000年以降は株式会社マルハンが経営を行っている。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事