7月1日についに日本で公開が始まり、SNSなどでも絶賛の声が上がっている『リコリス・ピザ』。このたび本作で映画デビューを飾った三姉妹バンド、ハイムの三女であるアラナ・ハイムのインタビュー映像が到着した。

オリジナル脚本の完成度の高さ、細かな脇役に至るまで行き届いた演出が高く評価され、アカデミー賞主要3部門にノミネートされた『リコリス・ピザ』は、常に世界中の映画ファンが新作を心待ちにしている天才監督ポール・トーマス・アンダーソンの最新作。1970年代のハリウッド近郊、サンフェルナンド・バレーを舞台に、カメラマンアシスタントのアラナと高校生ゲイリーの恋模様をみずみずしく描く。
日本で公開を迎えると、SNS上には「傑作すぎだろう、座席で呆然としてしまった」「センスと遊び心の塊」「恋のダイナミズムが全て詰まってた」「何度見ても最高」など絶賛の声が広がった。
このたび解禁されたのは、本作でデビューを飾った主演アラナ・ハイムのインタビュー映像。三姉妹バンド、ハイムの三女で、同じく映画初出演のクーパー・ホフマンとともに全米の映画賞を席巻した。
アメリカ本国での公開後、作品がみんなに愛されていることについて「すごく嬉しい」と素直に喜びを表現するアラナ。ミュージシャンとして姉たちとともにロック・バンド、ハイムのメンバーである彼女は、「演技をしてみたいと思っていたのか」との問いに「私は何に対してもノーとは言わないの。映画の中で『エージェントに何を言われてもイエスと言え!』とゲイリーが言うシーンがあるけど、それは私の人生のモットーなの」と軽やかに答える。

また、「どれくらいでリラックスして演技ができるようになったか?」という質問には「映画の撮影中に完全にリラックスしたことはないかな。だって初めてのことばかりだったから。新しいことをやる時、完璧な自信はもてないと思う。それでもカメラを前にして緊張せずにいられるようになって、映画を作るというアートを楽しめるようになるのは結構早かったかも」と明かす。
そのほかインタビューでは、ブラッドリー・クーパーとの共演シーンについて、ポール・トーマス・アンダーソン監督との関係性、初めて脚本を読んだ時に主人公の名前が自分と同じアラナであると知ったときの気持ちについて…などなど、本作にまつわる貴重なエピソードをたっぷり語っている。
最後は「日本大好き!」と笑顔で日本へのメッセージで締めくくったアラナ。映画初主演ながらも、PTAの作り上げた世界で輝きを放つ姿を劇場で確かめてみよう。
『リコリス・ピザ』は現在全国公開中。
リコリス・ピザ
2022年7月1日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
監督・脚本・撮影:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:アラナ・ハイム、クーパー・ホフマン、ショーン・ペン、トム・ウェイツ、ブラッドリー・クーパー、ベニー・サフディ
原題:Licorice Pizza
製作:アメリカ
配給:ビターズ・エンド、パルコ ユニバーサル映画
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公式サイト licorice-pizza.jp