SF映画の金字塔と言われる『2001年宇宙の旅』『未知との遭遇』『ブレードランナー』といった名作で特撮を担当したことで知られるダグラス・トランブルが2022年2月8日死去した。79歳だった。

ダグラス・トランブル
Julian Herzog, CC BY 4.0 https://creativecommons.org/licenses/by/4.0, via Wikimedia Commons
「絶対的な天才であり、魔法使いでした」

トランブルはスタンリー・キューブリック監督に招かれ『2001年宇宙の旅』に特撮スタッフとして参加。フロント・プロジェクション、スリット・スキャンといった技術を生み出したが、当時アカデミー賞に一つの部門で候補は4人までという規約があったため、視覚効果部門の候補者に入れず、オスカー受賞を逃している。その後も何度かオスカー候補になり、科学技術賞を93年に受賞している。

監督作品も発表しており、71年の『サイレント・ランニング』は評価は高かったが、興行は振るわなかった。83年には『ブレインストーム』を監督したが、以降はほとんどが短編だった。

ほかに特撮スタッフとして『アンドロメダ…』(71)『スター・トレック』(79)などに参加。90年代以降からはユニバーサルスタジオの「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド』などのイベントものなどに参加した。2011年にはテレンス・マリック監督の『ツリー・オブ・ライフ』の特撮に参加している。

今回の死去は家族がSNSで報告したもので、2年前ほどから脳や心臓などに病気があり、闘病していたという。娘のエイミー・トランブルはSNSで「私の父、ダグ・トランブルは絶対的な天才であり、魔法使いでした。映画と特殊効果業界への彼の貢献は、何十年も、そしてそれ以上に生き続けるでしょう」とコメントを出している。

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