本日2月11日はクロエ・グレース・モレッツの25歳の誕生日。それを記念して、主演最新作『シャドウ・イン・クラウド』(4月1日公開)から場面写真が一挙解禁された。何度も訪れる絶体絶命の危機にたった1人で挑むクロエ・グレース・モレッツの姿が捉えられている。

『キック・アス』のヒット・ガール役でブレイク後、相次いで多彩なジャンルの話題作に出演し、若手実力派のトップ女優へと成長を遂げたクロエ・グレース・モレッツ。ユニークな作品選びでも知られる彼女が主演を務めた『シャドウ・イン・クラウド』は、第45回トロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門で観客賞を受賞したジェットライド・サスペンス。第2次世界大戦下、連合国軍女性パイロット、モード・ギャレットの高度2500メートルの極限サバイバルが描かれる。

連合空軍パイロットのモード・ギャレットは、究極の男社会の縮図というべきB-17爆撃機に乗り込み、次から次へと想像を絶する試練に見舞われていく。鋭利な鉤爪を持つ伝説の怪物グレムリンの恐怖、忽然と現れた日本軍の零戦の襲撃。しかも身体の自由が制限された爆撃機の銃座に押し込められているモードは、傲慢でどこか頼りない男だらけの乗組員たちにも対処しなくてはならない。そんなまさしく孤立無援にして八方塞がりの状況の中、モードは命よりも大切な荷物を守りながら捨て身のサバイバルを繰り広げていくのだ。ハラスメント発言を連発する男たちを黙らせ、悪夢のような苦難に立ち向かうクロエのアドレナリン全開の熱演は必見だ。

このたび解禁された場面写真では、B-17爆撃機に乗り込んだモードが様々な危機や試練の中で孤軍奮闘する姿が捉えられている。肩口が破れた飛行服を着ている姿や、何かを見据えながら拳銃を構えた様子も。一体彼女に何が起こるのか!?

ジェームズ・キャメロン監督作品『エイリアン2』やTVシリーズ「ミステリー・ゾーン」とその劇場版『トワイライトゾーン/超次元の体験』における「2万フィートの戦慄」などからインスピレーションを得て、本作を完成させたのは中国系ニュージーランド人の新鋭女性監督ロザンヌ・リャン。第二次世界大戦に従軍した女性兵士たちへのリスペクトを表明しながら、新たな闘うヒロイン像を鮮烈に描き上げた。

ロザンヌ・リャン監督は、クロエについて「彼女は本当に驚くほどこのモード・ギャレット役にぴったりなの。私たちはクロエに飽きることは一度もなかった。彼女を見るたびに、今まで気づかなかったニュアンスが見えてきた。彼女は能力があり、自分を制御することができるけど、同時にもろさや弱さも持ち合わせている。そして詐欺師的な面も大きくあり、完璧ではない。史上最高のアクションヒーローを考えると、『ダイ・ハード』や『ターミネーター』シリーズが思い浮かぶけど、これらの映画のアクションヒーローは完璧とは程遠い。本作のクロエも、そんな完璧ではないヒーローを素晴らしく演じてくれたわ」 と称賛している。

『シャドウ・イン・クラウド』は4月1日(金)新宿ピカデリーほか公開。
シャドウ・イン・クラウド
2022年4月1日(金)新宿ピカデリーほか公開
ストーリー
第2次世界大戦中の1943年。連合国空軍の女性大尉モード・ギャレットが、フールズ・エランド号と命名されたB-17爆撃機に乗り込んだ。上官からの密命を帯びたモードの任務は、極秘の最高機密をニュージーランドからサモアへ運ぶこと。オール男性の乗組員たちから卑猥な言葉を浴びせられながらも、ひたむきにミッションを遂行しようとするモードだったが、銃座の窓から機の右翼にまとわりつく、謎の生物を目撃する―。そしてある重大な秘密を隠し持つ彼女が、この爆撃機に乗った本当の理由とは……。
監督:ロザンヌ・リャン 出演:クロエ・グレース・モレッツ、ニック・ロビンソン、ビューラ・コアレ、テイラー・ジョン・スミス
2021年/ニュージーランド・アメリカ/英語/カラー/SCOPE/5.1ch/83分/字幕翻訳:額賀美雪/原題:SHADOW IN THE CLOUD
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
© Ātārangi Kiriata Limited 2020
公式サイト shadow-in-cloud.com