『ラストナイト・イン・ソーホー』『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督が手掛けた初の音楽ドキュメンタリー映画『The Sparks Brothers(原題)』が、『スパークス・ブラザーズ』の邦題にて2022年4月8日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイント他にて全国公開されることが決定した。あわせてポスタービジュアルも解禁となった。

兄ロンと弟ラッセルのメイル兄弟からなる「スパークス」は、デビュー以来、謎に包まれた唯一無二のバンド。レオス・カラックス監督最新作『アネット』で原案・音楽を務めたことでも話題沸騰中だ。本作はそんな彼らの半世紀にもわたる活動を、貴重なアーカイブ映像やバンドが影響を与えた豪華アーティストたちのインタビューと共に振り返るドキュメンタリー。
スパークスの魅力を語るのは、グラミー賞アーティストのベックをはじめ、フリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)、アレックス・カプラノス(フランツ・フェルディナンド)、トッド・ラングレン、デュラン・デュラン、ニュー・オーダー、ビョーク(声の出演)など80組にのぼる。

音楽界の“異端児”と呼ばれ、時代と共に革命を起こし続けるスパークス兄弟は、なぜこれほどまでに愛され続けるのか。挑戦的かつ独創的な楽曲、遊び心溢れる映像、さらには彼らの等身大の姿までを捉え、その理由を探る。自らもスパークスの大ファンだと公言するエドガー・ライト監督によるカラフルな世界に酔いしれる、今年の音楽映画の決定版ともいえる一作だ。
このたび解禁されたポスタービジュアルは、謎に包まれた唯一無二のバンド「スパークス」の神秘性を表現したかのようなミステリアスな仕上がり。
弟ラッセル(ビジュアル右、ボーカル)がこちらを見つめ、その手に持つのは口ひげに黒縁メガネの兄ロン(キーボード)のお面だ。「彼らは一体、何者なのか?」というコピーの言葉通りその実態を掴ませない雰囲気を醸し出している。
スパークスには約50年の歴史があり、そのサウンドそしてライブパフォーマンスはカルト的な人気を獲得し続けている。実験精神にあふれ、先進的な二人の音楽への情熱は「未来の音」を作り続け、本作にも出演するベック、レッチリのフリー、ロックバンド「フランツ・フェルディナンド」をはじめ数多くの名だたるアーティスト達に影響を与えた。
『スパークス・ブラザーズ』では現在に至るまでのクレイジーな天才のこれまでとこれからが、スパークスの大ファンであるエドガー・ライト監督によって紐解かれる。4月8日、心がスパークする音楽の冒険がいよいよ始まる!
スパークス(ロン・メイル、ラッセル・メイル)とは?
アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタモニカ出身のロン(1945年8月12日生まれ)とラッセル(1948年10月5日生まれ)のメイル兄弟によるアート・ポップ・デュオ。前身バンドはハーネルソン。1972年にデビューし、27枚のアルバムをリリース。1974年に米国から英ロンドンに拠点を移し、「Kimono My House」を発表、瞬く間に世界中で社会現象を巻き起こし、その後のスパークスの創造的な音楽性を方向付けた。2017年の「Hippopotamus」は高い評価と商業的成功を獲得。最新アルバム「A Steady Drip, Drip, Drip」(20)も同様に世界的に高評価を受け、「Kimono My House」(4位)、『恋の自己顕示(プロパガンダ)」(9位)に続いて、1974年以来2度目の英国でのトップ10アルバム選出となった。レオス・カラックス監督、アダム・ドライバー、マリオン・コティヤール主演のミュージカル映画『アネット』(4月1日公開)では、音楽と歌詞を担当。
スパークス・ブラザーズ
2022年4月8日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイント他全国公開
監督:エドガー・ライト『ラストナイト・イン・ソーホー』『ベイビー・ドライバー』
出演:スパークス(ロン・メイル、ラッセル・メイル)、ベック、アレックス・カプラノス、トッド・ラングレン、フリー、ビョーク(声)、エドガー・ライトほか
2021年/イギリス・アメリカ/カラー/ビスタ/英語/原題:The Sparks Brothers/141分/G/字幕翻訳:石田泰子/字幕監修:岸野雄一
配給:パルコ ユニバーサル映画
© 2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED