タイの鬼才アピチャッポン・ウィーラセタクン監督最新作『MEMORIA メモリア』(3月4日公開)に音楽家・坂本龍一よりコメントが到着。また2021年の東京国際映画祭にてアピチャッポン監督と対談した時の俳優・西島秀俊のコメントも公開された。

「アピチャッポン監督が新たな次元に進んだと感じました」

『ブリスフリー・ユアーズ』、『トロピカル・マラディ』、『ブンミおじさんの森』に続き、本作でカンヌ国際映画祭4度目の受賞となったアピチャッポン・ウィーラセタクンの監督・脚本による最新作『MEMORIA メモリア』は、2021年カイエ・デュ・シネマのベスト3入りや、全米映画批評家協会賞の撮影賞ノミネートなどを果たした話題作。南米コロンビアが舞台の本作は、監督が初めてタイ国外で制作した作品で、監督自身が経験した「頭内爆発音症候群」から着想を経た記憶の旅路が描かれる。

本作をいち早く鑑賞した音楽家の坂本龍一は「ある場所が過去を記憶しているとして、ある人にはそれが音として聞こえる。記憶と音の映画」とコメントを寄せた。

また2021年の東京国際映画祭にアピチャッポン監督と対談した西島秀俊は本作について「耳鳴りがしそうなくらいの静寂、そして神聖さ。記憶、夢というテーマはそのままに、アピチャッポン監督が新たな次元に進んだと感じました」と語っている。

さらに今回新たな場面写真も到着。ティルダ・スウィントン演じる主人公のジェシカ(ティルダ・スウィントン)が、音響技師のエルナン(フアン・パブロ・ウレゴ)と共にヘッドフォンに耳を傾けるシーン、自分にしか聞こえない【音】を聞いているかのようなシーン、義弟のフアン(ダニエル・ヒメネス・カチョ)とともにボゴタのカフェで談笑するシーン、山間部の町、ピハオの川沿いでたたずむシーンだ。いずれも日常の瞬間を切り取った場面ながら、静かな緊張感に満ちており、本編への期待が膨らむ。

『MEMORIA メモリア』は3月4日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ他にてロードショー。

著名人コメント

ある場所が過去を記憶しているとして、ある人にはそれが音として聞こえる。記憶と音の映画。
坂本龍一(音楽家)

耳鳴りがしそうなくらいの静寂、そして神聖さ。
記憶、夢というテーマはそのままに、アピチャッポン監督が新たな次元に進んだと感じました。
(東京国際映画祭 アジア交流ラウンジでのアピチャッポン監督との対談より)
西島秀俊(俳優)

作品情報

MEMORIA メモリア
2022年3月4日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ他にてロードショー

ストーリー
地球の核が震えるような、不穏な【音】が頭の中で轟く―。とある明け方、その【音】に襲われて以来、ジェシカは不眠症を患うようになる。妹を見舞った病院で知り合った考古学者アグネスを訪ね、人骨の発掘現場を訪れたジェシカは、やがて小さな村に行きつく。川沿いで魚の鱗取りをしているエルナンという男に出会い、彼と記憶について語り合ううちに、ジェシカは今までにない感覚に襲われる。

監督・脚本:アピチャッポン・ウィーラセタクン
出演:ティルダ・スウィントン、エルキン・ディアス、ジャンヌ・バリバール

2021/コロンビア、タイ、フランス、ドイツ、メキシコ、カタール/カラー/英語、スペイン語/136分  原題 MEMORIA

配給:ファインフィルムズ

©Kick the Machine Films, Burning, Anna Sanders Films, Match Factory Productions, ZDF/Arte and Piano, 2021.

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