『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのカレン・ギランが主演を務めるハードボイルド・アクション『ガンパウダー・ミルクシェイク』(3月18日公開)に王谷晶、小島秀夫、阪元裕吾、野水伊織ら各界著名人から絶賛コメントが到着した。また、本作の魅力であるマカロニ・ウエスタン、フィルム・ノワール、そして侍/浪人などのさまざまなジャンル要素をシェイクしたWEB限定予告編も解禁された。
前作『オオカミは嘘をつく』でクエンティン・タランティーノ監督から「本年度最高傑作」と絶賛されたイスラエル出身の鬼才ナヴォット・パプシャド監督。その最新作となる本作は、ネオンきらめくクライム・シティを舞台に、女性たちの連帯と共闘を描いたアクション大作。主人公の殺し屋サムを演じるのは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのカレン・ギラン。少女エミリー役は『アバター2』にも出演する注目の子役クロエ・コールマン。サムの母親スカーレット役は「ゲーム・オブ・スローンズ」のレナ・へディ、そして3人の図書館員たちには、Netflix『ジェラルドのゲーム』のカーラ・グギーノ、『ブラックパンサー』のアンジェラ・バセット、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のミシェル・ヨーが扮する。
このたび解禁されたWEB限定予告編の冒頭、マカロニ・ウエスタン調の曲にのって登場するのは、『女囚さそり』シリーズ(72~73)の梶芽衣子を連想させる黒ずくめの衣装を着たカレン・ギランだ。
「“会社(ファーム)”と呼ばれる男たちがいる。ずっと昔から商売しているんだけど、後始末が必要になると、私を送り込む」とセリフを吐きながら暗殺組織と死闘を繰り広げる。
「この映画は誇張された現実を舞台にしている。名前もなく、時代も超越した架空の街で、衣装から車、小道具、そしてキャラクターそれぞれの見た目、そのすべてがさまざまなジャンルや時代にインスパイアされている。鮮やかな色彩にあふれ、楽しくてポップで魅力的な世界を作ったんだ」とパプシャド監督が言う通り、19世紀ネオバロック様式の図書館や、いかにもアメリカ的なダイナー、妖しいネオンがきらめくボウリング場などが舞台になっている。男も女もほぼ全員が殺し屋という登場人物たちが、2丁拳銃やハンマー、ガトリング砲、メリケンサックなどありとあらゆる武器を手に暴れまくる。
続けて監督は「素晴らしいキャストとスタッフと一緒に、このクレイジーで愉快でバイオレントではちゃめちゃな映画を作ることができた。いろいろなジャンルをミックスしたミルクシェイクみたいな映画なんだ」と自他ともに認める映画オタクっぷり全開でメッセージをくれた。
飛び交う銃弾とほとばしる血しぶき、渦巻く硝煙の中に女性たちの連帯と共闘を描き、シスターフッドを盛大に讃えた、熱き「女たちの挽歌」とも言える映像だ。
あわせて一足早く本作を鑑賞した各界著名人から絶賛コメントが到着。シスターハードボイルドの傑作「ババヤガの夜」著者の王谷晶や、ゲームクリエイターの小島秀夫、『ベイビーわるきゅーれ』(21)の阪元裕吾監督、声優の野水伊織など、本作に魅せられた著名人からコメントが寄せられている(コメント一覧・全文は以下にて)。
『ガンパウダー・ミルクシェイク』は3月18日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー。
著名人コメント ※五十音順・敬称略
カワイイのにかっこいい? 否、カワイイからかっこいいのだ! 片手にピストル心に札束、唇にはミルクシェイク。邪魔する奴らはブッ潰し、銃にゃ強いが情にはもろく、背中で泣いてる仔虎のスカジャン。女と女が暴れまわる、今こそ観たい大活劇!
王谷晶(作家)
カラフルでポップな色設計、ハイセンスなルック、ファッション、サウンドや台詞も最高。少女暗殺者モノはもうお腹いっぱいだと思ったが、これは別腹。流石は「オオカミは嘘をつく」の監督。笑えて、萌えて、キュンとなる甘さ。映画オタクの為の高カロリーな絶品スィート!
小島秀夫(ゲームクリエイター)
おもしろい!あの手この手でシチュエーションを変えて戦うから見てて飽きないし、制作陣の映画愛が伝わってくる楽しい作品でしたよ!日本でもこういうポップコーンムービーが年間20本くらい作られたらいいのになあと思います!
阪元裕吾(映画監督)
強くなるためには可愛いものと甘いものを排除しなくちゃいけないなんて誰が決めた!?キュートなスカジャンにパンダのキャリーケースで、理不尽な奴らをブチのめす姿がクソかっこいい!好きなものや姿形を変えなくても、私たちは強く在ることができるんだ。一緒に暴れたくなる新時代シスターフッドの決定版!
野水伊織(声優)
『グロリア』や『テルマ&ルイーズ』、あるいは『キル・ビル』などの流れを汲む快作というべきか。悪党どもをしばき倒す女たちはいつだってクールだ!
深町秋生(ミステリ作家)
極彩色のネオンに彩られたハードな世界で繰り広げられる美しく血生臭く息つく暇もないアクションシーンにうっとり
いつまでもあんたたちが決めたルールに大人しく従ってると思ったら大間違いなんだよ!
宇垣美里(フリーアナウンサー)
母が母なら娘も娘、築かれるのは愚かな男の死体の山!女性のエンパワーメントを主張する昨今の洋画界、ここまでやってこそ本物の、華麗なるガンバトルを見よ。そんなアクション映画がどこに? あなたの目の前だ!!
尾崎一男(映画評論家・ライター)
ガンパウダー・ミルクシェイク
2022年3月18日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督・脚本:ナヴォット・パプシャド
出演:カレン・ギラン、レナ・ヘディ、カーラ・グギーノ、クロエ・コールマン、アダム・ナガイティス、ミシェル・ヨー、アンジェラ・バセット、ポール・ジアマッティ
2021年|フランス・ドイツ・アメリカ合作|英語|カラー|スコープサイズ|DCP|114分|原題:Gunpowder Milkshake|PG12
配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ
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