2月25日(現地時間)に開催された第47回セザール賞にて、フランスの鬼才レオス・カラックス監督最新作 『アネット』(4月1日公開)が最優秀監督賞など5部門で受賞を果たした。

フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞。『アネット』は計5部門で受賞を果たした。受賞部門は最優秀監督賞(レオス・カラックス)、最優秀オリジナル音楽賞(ロン・メイル、ラッセル・メイル<スパークス>)、最優秀編集賞(ネリー・ケティエ)、最優秀音響賞(エルワン・ケルザネ、カティア・ブタン、マクサンス・デュセール、ポール・ヘイマン、トーマ・ゴデ )、視覚効果賞(ギョーム・ポンダール)。
最優秀オリジナル音楽賞を受賞したスパークスの2人は「ずっとフランス映画の大ファンだったので、敬愛するレオス・カラックスというフランス人監督と一緒に映画を作り、音楽賞を受賞できたのは素晴らしいことです。しかもそれがミュージカル映画のサウンドトラックだというは、僕らにとって大きな意味があります」「『シェルブールの雨傘』のようなミュージカルを作りたかったんだ」と喜びと本作への想いを込めたコメントを語っている。
『アネット』はその卓越した演出力と圧倒的な美的センスによって、常に衝撃を与えつづけてきた映画監督レオス・カラックスの最新作。本作の製作プロデューサーも務めたアダム・ドライバーと実力派マリオン・コティヤールを主演に迎え、初めて全編英語でミュージカルに挑んだ。
スパークスがストーリー仕立てのスタジオアルバム「アネット」として構築していた物語が、カラックスの出会いによって映画へと発展、劇中全編を歌で語り、全ての歌をライブ録音するという両者のこだわりと、そこにカラックスならではの映像美が相まって、唯一無二の作品が完成した。
『アネット』は4月1日(金)ユーロスペースほか全国ロードショー。

アネット
2022年4月1日(金)ユーロスペースほか全国ロードショー
監督:レオス・カラックス
原案・音楽:スパークス 歌詞:ロン・メイル、ラッセル・メイル & LC
キャスト:アダム・ドライバー、マリオン・コティヤールほか
上映時間:140分
原題:Annette
配給:ユーロスペース
© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma / UGC Images / DETAiLFILM / Eurospace / Scope Pictures / Wrong men / Rtbf (Télévisions belge) / Piano
公式サイト annette-film.com