1980年代を中心に数々の映画に主演し『蜘蛛女のキス』ではアカデミー賞主演男優賞を受賞したウィリアム・ハートが3月13日に亡くなった。米インディー・ワイヤーなど各メディアが報じている。享年71。

ウィリアム・ハート
GabboT, CC BY-SA 2.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.0, via Wikimedia Commons
『愛は静けさの中に』『ブロードキャスト・ニュース』など80年代のヒット作に次々主演

息子のウィルによれば、家族に看取られての自然死だったということ。2018年には前立腺がんの診断を受けていたという。3月20日の誕生日まであと1週間というところだった。

ハートはニューヨークのジュリアード学院でロビン・ウィリアムズ、クリストファー・リーヴらと演技を学び、『アルタード・ステーツ/未知への挑戦』(79)でデビュー。『白いドレスの女』(81)『愛は静けさの中に』(86)『ブロードキャスト・ニュース』(87)『偶然の旅行者』(88)など80年代のヒット作に次々主演した。

その後も『殺したいほどアイ・ラヴ・ユー』(90)『スモーク』(95)『ロスト・イン・スペース』(98)『A.I.』(01)などで活躍し、近年はMCU作品でロス将軍として知られる存在に。『インクレディブル・ハルク』(08)『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18)などに出演した。

同じくマーベル映画にハルク役で出演しているマーク・ラファロはTwitterで「またしても俳優界に大きな損失だ。偉大な俳優。偉大な人。RIP(安らかにお眠りください)」と追悼コメントを発表した。

また俳優のラッセル・クロウ、M・ナイト・シャマラン監督ら過去に仕事をともにした映画人たちもSNSなどで哀悼の意を表している。

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