100年前に起きた「クルーティの戦い」の史実を基に、ソ連の侵攻に立ち向かったウクライナ兵を描く映画『バトルフィールド クルーティの戦い』のチャリティ上映会が4月12日(火)にヒューマントラストシネマ渋谷にて開催されることが決定した。収益は全額ウクライナの人道支援団体に寄付される。

現在ロシアによるウクライナ侵攻でウクライナ各地では子供を含む多くの犠牲者が出ており、たくさんのウクライナ人が大きな困難に直面している。
本作『バトルフィールド クルーティの戦い』は今から100年前に起きたソ連のウクライナ侵攻「クルーティの戦い」を映画化した作品。この戦いは、4000人の兵士のソ連ボルシェビキ軍とわずか400人のウクライナの部隊(約300人は学生)の間で行われた。

ロシア帝国の崩壊の後、ソ連軍はウクライナに侵攻。その侵攻を阻止するためにウクライナの戦争未経験の学生たちは銃を持ちソ連の大軍に立ち向かっていった。約400人の半数が戦闘で殺され、戦闘後にボルシェビキに捕獲された27人の学生は処刑された。この戦いの真実は長らくソビエト連邦政府によって隠されていた。

今回のチャリティ上映は「この勇敢なウクライナやウクライナ兵の姿を映画を通じて見直すことによってウクライナへの連帯の気持ちを表したい」という思いから企画されたもの。収益は全額ウクライナの人道支援団体に寄付される。

『バトルフィールド クルーティの戦い』緊急チャリティ上映会
日時:4月12日(火) 19時開場 19時15分開演 21時5分終演予定
場所:ヒューマントラストシネマ渋谷(渋谷区渋1-23-16 ココチビル7・8階)
チケット発売:4月5日(火)19時より、ヒューマントラストシネマ渋谷HP(https://ttcg.jp/human_shibuya/)にて発売開始
料金:一般1900円 大学・専門1500円 他
※今回は特別上映のため各種割引はありません
※収益は全額ウクライナの人道支援団体に寄付される。
バトルフィールド クルーティの戦い
STORY
1918年。ロシア帝国崩壊とともに独立したウクライナ人民共和国にムラヴィヨフ率いるソビエト軍の侵攻がはじまった。大学生の青年・アンドリーは学徒部隊として志願する仲間達を見送りながら、自らを平和主義者だと主張し出征を拒否していた。しかし、軍人である父と兄を持つアンドリーはある晩、ソビエト軍侵攻の記録フィルムを観せられ、学徒志願を決意する。数日間の短い軍事訓練を受け、戦地へと送られる若き新兵たち。その行先には首都・キエフ侵攻を狙うムラヴィヨフ大佐の軍勢が待ち受けていた。4000人のソビエト軍と、僅か400人のウクライナの兵士たち。祖国の運命を賭けた激戦がはじまった。
監督:アレクセイ・シャパレフ
出演:エヴヘニー・ラマフ、アンドレイ・フェディンチク、ナディア・コヴェルスカ、ヴィタリー・サリー、オレクシー・トライテンコ
2019年/ウクライナ/ウクライナ語/ 110分/ オリジナル5.1ch/スコープサイズ
原題:Kruty 1918
配給:ハーク
©Ukrainian State Film Agency,2019 © GOOD MORNING DISTRIBUTION LLC,2019 All Rights Reserved