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6 ⽉ 10 ⽇(⾦)に公開され、全国順次公開中のドイツ映画『さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について』で主演を務めたトム・シリングより日本の観客に向けたメッセージ動画が到着した。

共演のザスキア・ローゼンダールは「特別な何かを持っている」

ベルリン国際映画祭で絶賛され、ドイツ映画賞で最多 10 部⾨ノミネート主要 3 部⾨を受賞したドイツ映画『さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について』は、「⾶ぶ教室」「ふたりのロッテ」などで知られる児童⽂学の⼤家エーリヒ・ケストナー、唯⼀の⼤⼈向け⻑編⼩説を映画化した作品。1931 年ナチス台頭前夜のベルリンでの⻘年ファビアンの恋と惑いが描かれる話題作だ。

このたび到着したのは、主⼈公ファビアンを演じたドイツ映画界のトップスター、トム・シリングから⽇本の観客へのメッセージ動画。

抜群の演技⼒で数々の賞に輝き、キャリアを重ねても⻘年のような⾯影を残すトム・シリングは、実は⼤の⽇本好き。メッセージ動画では「⽇本の皆さん お元気ですか?」と呼びかけ、「この作品を是⾮映画館でご覧ください。僕の⼤好きな作品ですから」と映画をアピールした。

また同時に到着したインタビューでは、近年ドイツで注⽬を集めているという“ワイマール期”と現代との重なりや、本作が本邦初公開となったドイツの名匠ドミニク・グラフ監督との仕事のこと、共演した俳優たちの印象などを語った。中でも、『ある画家の数奇な運命』でも共演した恋⼈役ザスキア・ローゼンダールについては「⾔葉で説明できない特別な何かを持っている」と絶賛した。インタビュー全文は以下にて。

『さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について』はル・シネマ、伏見ミリオン座で公開中。6月17日(金)〜シネ・リーブル梅田、京都シネマほか全国順次公開。

『さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について』

主演トム・シリング インタビュー

——ケストナーの原作は、出演が決まる前から知っていましたか?

この映画に関わる前は、ケストナーにあまり詳しくなかったけれど、ドイツの⼈間ならケストナーを知らない⼈はいないんだ。だから僕も『⾶ぶ教室』とか『点⼦ちゃんとアントン』なんかは読んでいたよ。⼤⼈向け⼩説があることも知っていたし、それがとても重要なものであることも知っていた。でもこの⼩説⾃体は読んではいなかったんだ。読んでみて感じたのは、もしかしたら、この⼩説こそもっともケストナーにとってパーソナルな⼩説なのかもしれないということ。映画の主⼈公のファビアンも⼩説家になろうとしているからね。

——この映画の時代設定は、私たちが今⽣きている世界と関連していると思いますか?

そう思うよ。第⼆次世界⼤戦前のドイツの政治的な議論には、何か憎悪のようなものが存在していると思う。それが、僕たちの時代に重なるものがあるように感じている。なんらかの理由によって、僕たちはヒステリー状態に追い込まれるんだ。多くの⼈は理性的だとは思うけど、状況、社会、報道機関、ソーシャルメディアが、僕らを憎悪へと追い込んでいる気がする。

——あなたの映画の多くはベルリンと強いつながりがありますね。映画を通して、街とその歴史を発⾒していますか?

それはまったくの偶然、と答えようかと思ったけど、多分、僕⾃⾝のバイオグラフィーが僕が演じられるキャラクターと関係があるんだと思う。僕は東ドイツ⽣まれで、ドイツ⺠主共和国で 7 年間、暮らしていた。壁が崩れた後、僕はすべての変化を経験した。おそらくは、その経験が特定のキャラクターを描写する僕の能⼒に何かを与えてくれたんだろうね。

——ドミニク・グラフ監督は「トムが出演してくれなかったら、この映画は作らなかった」と⾔っていますが、どのように感じますか?

ファビアン役をオファーされたことは、とても誇らしく嬉しいことだった。でも同時に、少し懐疑的にもなったんだ。僕に果たしてこの役が演じられるだろうかって。それでもドミニクがそんなふうに⾔ってくれているのだから、僕の中にきっとファビアンと重なるものがあるんだろうと思って、監督の選択を信じて演じたんだ。

——監督との仕事はどうでしたか?

僕はずっとドミニクと働きたいって思っていたんだ。彼の作品の⼤⼤⼤ファン。だからオファーを受けた時は本当に嬉しかった。彼はドイツにおいて⾮常に有名で重要な監督で、50 年にわたって数々の素晴らしい映画を作っていて、すべての俳優から愛されている。監督の両親が俳優で、それが彼の俳優への敬意につながっているのかもしれないね。すごい監督なのに現場にいると安⼼感があるんだ。

——共演したザスキア・ローゼンダール(コルネリア役)とアルブレヒト・シューフ(ラブーデ役)はどんな印象でしたか?

⼆⼈は、現在のドイツで最も魅⼒的で刺激的な俳優といえる。アルブレヒトは、既に数々の賞を受賞している素晴らしい俳優。ザスキアのことは 2013 年に『さよなら、アドルフ』のローレ役を⾒たときから注⽬していたんだ。その時から、「この⼥優は他の⼈にはない、⾔葉では説明できない何か特別なエネルギーを持っている」と思っていた。『ある画家の数奇な運命』では共演と⾔っても、⼀緒のシーンがなかったので、今回こうして彼⼥と恋⼈役で共演できて素晴らしい経験ができた。アルブレヒトとザスキア、⼆⼈がいてくれたことで、より信憑性の⾼い役作りができたし、誠実に役と向き合えた。⼼から感謝しているよ。

——今回、⽇本に来ていただけないのがとても残念です。

実は⽇本は最も訪れたい国なんだ。映画だけでなく、全ての⽇本のものに関⼼がある。8 歳の息⼦も⽇本が⼤好き。『NARUTO』の⼤ファンで、⽇本語を学びたがっているんだ!

作品情報

さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について
2022年6月10日(金)より Bunkamura ル・シネマ他全国順次公開

STORY
時代は 1931 年のベルリン。狂躁と類廃の 20 年代から出⼝のない不況へ、⼈々の⼼に⽣まれた空虚な隙間に⼊り込むように、ひたひたとナチズムの⾜⾳が聞こえてくる。どこか現代にも重なる時代、作家を志してベルリンにやってきたファビアンはどこへ⾏くべきか惑い、⽴ち尽くす。コルネリアとの恋。ただ⼀⼈の「親友」ラブーデの破滅。コルネリアは⼥優を⽬指しファビアンの元を離れるが……。

英題:Fabian - Going to the Dogs|原作:エーリヒ・ケストナー「ファビアン あるモラリストの物語」(みすず書房)|監督:ドミニク・グラフ|出演:トム・シリング(『コーヒーをめぐる冒険』『ピエロがお前を嘲笑う』『ある画家の数奇な運命』)、ザスキア・ローゼンダール(『さよなら、アドルフ』『ある画家の数奇な運命』)

2021 年|ドイツ|178 分|スタンダード|字幕:吉川美奈子

配給:ムヴィオラ

©Hanno Lentz / Lupa Film
© 2021 LUPA FILM / DCM Pictures / ZDF / Arte

公式サイト http://moviola.jp/fabian/

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