世界最大のサハラ砂漠に佇む一軒のカフェを舞台にしたドキュメンタリー映画『サハラのカフェのマリカ』が8月26日(金)からヒューマントラストシネマ渋谷にて公開されることが決定。ポスタービジュアルが完成した。

そこはまるで「オアシス」のような場所だった

本作は、アルジェリアで誕生した21世紀の“バグダッド・カフェ”ともいわれる作品。ゆっくりと時が流れる砂漠の日常を鮮やかに、そして幻想的に描き出す。

アフリカ北部に位置する世界最大のサハラ砂漠。その砂の大地の真ん中に、簡素な家屋が一軒佇んでいる。そこは砂漠の休息所、年老いた女主人のマリカが一人で切り盛りするカフェだった。

砂漠を走るトラックの運転手、どこからともなくやって来る旅人たち、ヨーロッパのバックパッカー。行き交う人々が次々とやって来ては、去っていく。マリカはそんな人々と他愛も無いおしゃべりをしながら日々を過ごしていく。国のこと、人生のこと、家族のこと、コーヒーを飲みながら初対面のマリカに人々は打ち明ける。そこはまるで「オアシス」のような場所だった。

監督を務めたのはアルジェリアの新鋭ハッセン・フェルハーニ。世界中の映画祭を席巻した本作は「カフェを営む高齢のマリカは、遠くの山々と同じように雄大な自然の一部のよう。砂漠に疲れた旅人は彼女に会う巡礼のようにこの場所にやってくる」(CINEVUE)と評された。

作品情報

サハラのカフェのマリカ
2022年8月26日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開

出演:マリカ、チャウキ・アマリ、サミール・エルハキム
監督・撮影:ハッセン・フェルハーニ
プロデューサー:オリビエ・ボイショット&ナリマネ・マリ 原題:143 Rue du Désert|英題:143 Sahara Street
製作:Allers Retours Films、Centrale Electrique

アルジェリア・フランス・カタール | 2019年 | 104分 | カラー|ドキュメンタリー

配給:ムーリンプロダクション

© 143 rue du désert Hassen Ferhani Centrale Électrique -Allers Retours Films

公式サイト https://sahara-malika.com/

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