最新作『ブラック・フォン』がまもなく日本公開されるイーサン・ホークが、スペインの名匠ペドロ・アルモドバル監督の次回作『ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ(原題)』(Strange Way of Life/Extraña forma de vida)に出演することが決まった。米「Variety」が報じた。

Montclair Film, CC BY 2.0 https://creativecommons.org/licenses/by/2.0, via Wikimedia Commons
「『ブロークバック・マウンテン』に対する私の答えのようなものかもしれない」
報道によれば、本作は30分程度の短編西部劇。アルモドバル監督はケイト・ブランシェット主演で「掃除婦のための手引き書」を映画化する『マニュアル・フォー・クリーニング・ウーメン(原題)』(A Manual for Cleaning Women)を製作予定だが、その前に本作を撮影するという。
『ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ(原題)』はかつて行動をともにしていた二人のガンマンの物語。二人は久しぶりの再会を果たすが、その再会の裏には片方のガンマンのある思惑があることがわかってくる。
本作のタイトルは「ファド(民族歌謡)の女王」として知られるポルトガルの歌手アマリア・ロドリゲスの歌にちなんだもので、“欲望”がテーマの一つとなっている。かつて『ブロークバック・マウンテン』の監督候補に挙がったこともあるアルモドバル監督は「IndieWire」の取材に応え、本作について「『ブロークバック・マウンテン』に対する私の答えのようなものかもしれない」と明かしている。
共演には『マンダロリアン』のペドロ・パスカル。ホークと二人で主人公のガンマンを演じるとみられる。この短編は英語で撮影される予定。この夏、スペインで制作が開始される。

Gage Skidmore from Peoria, AZ, United States of America, CC BY-SA 2.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.0, via Wikimedia Commons