1962年の『昼下がりの決斗』から『ビリー・ザ・キッド/21才の生涯』(73)までサム・ペキンパー監督の作品に数多く出演した個性派アクター、L・Q・ジョーンズが2022年7月9日ハリウッドで死去したことが報じられた。享年94。

L. Q. Jones in trailer for Hang 'Em High (1968), Public domain, via Wikimedia Commons
カルト的人気映画『少年と犬』(75)の監督・製作・脚本を務めた
ジョーンズは55年に映画デビュー。エルヴィス・プレスリー主演の『燃える平原児』(60)などに出演した後、ペキンパー監督と出会い、『昼下がりの決斗』以降も『ダンディー少佐』(65)『ワイルドバンチ』(69)『砂漠の流れ者』(70)『ビリー・ザ・キッド~』と西部劇を中心にキャストイン。
他の監督の映画では『爆走トラック'76』(75)『テキサスSWAT』(83)『カジノ』(95)『マスク・オブ・ゾロ』(98)『今宵、フィッツジェラルド劇場で』(06)などに出演。テレビ出演は「ローハイド」「ボナンザ」など多数。
Embed from Getty Imagesまたジョーンズはもう一つの顔としてカルト的人気映画『少年と犬』(75)の監督・製作・脚本を務めたことでも知られている。無名時代のドン・ジョンソンが出演したSFで、原作はネビュラ賞を受賞したハーラン・エリソン作品。ジョーンズが初監督したこの映画もヒューゴー賞(映像部門)を受賞した。日本では劇場未公開、DVD発売。