ファッションブランドやK-POPアーティストとのコラボなど日本でも大人気の韓国人イラストレーター、シン・モレによる映画『なまず』(7月29日公開)の描き下ろしアートポスターが完成した。

「特別ポスターを描く以前にもうすでに何度も観た映画だった」

海外の映画祭でも新しい才能として注目を浴びた韓国映画『なまず』は、信頼と不信という普遍的なテーマを軸に、主人公ユニョンの半径0.5メートルで起こるハプニング、恋愛、決断といった、いくつかのエピソードがテンポ良く繋がり合い、心にぐっと刺さるセリフとカラフルで遊び心いっぱいの映像で紡がれる、近距離恋愛群像劇。監督は、これまで短編作品を多く発表し、独自のユーモアとセンス溢れる作風で、インディーズ映画界のニューウェーブとして以前から韓国で注目されていたイ・オクソプ。

このたび解禁されたのは、韓国内で知らない若者はいないと言える韓国人イラストレーター、シン・モレによる『なまず』描き下ろしアートポスター。

紫やピンクなどカラフルな色彩とネオンが、ドリーミー&ポップな世界観でありながら、どこか寂しさを感じさせるスタイルが特徴的なシン・モレ。日本でもSHINeeなどSMエンターテイメントのアーティストらとのコラボをきっかけに幅広い層に知られている超人気イラストレーターだ。

今回の『なまず』描き下ろしアートポスターも、そんなシン・モレならではの世界観の中に映画のキャラクターであるユニョンとソンウォンが描かれている貴重なもの。

韓国で公開時に本作を観ていたというシン・モレは、「“職業イラストレーターである人が、自分が大好きな映画のポスターを描く確率は?” こんなふうに友達にメッセージを送った。それくらい本当にすごく嬉しかった。すごく!すごく!」とコメント。日本公開というタイミングで奇跡的に実現したコラボを心から喜んだ。

『なまず』の本編に関しては、「特別ポスターを描く以前にもうすでに何度も観た映画だった。当時、信じたい気持ちについて考えていて、不思議な気持ちになったことを覚えている。私の場合、不安になる時、何かを強く信じようとするほうで、「ほんとにそうかな?」と、何度も自問自答しながら結末をみて人間というのは本当に知りえないものだなと思った」と述べている。

『なまず』

この、シン・モレ描き下ろしアートポスターは、7月15日より、新宿武蔵野館、韓国ほか国内外のインディペンデントなアート作家による作品、雑貨やZineなどを幅広く取り揃える、東京・池袋のブックギャラリー「ポポタム」(https://popotame.net/)の店内にて展示。ほか一部の上映劇場でも順次展示する。このアートポスターは非売品のため、展示は貴重な機会となる。

『なまず』は7月29日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開。

作品情報

なまず
2022年7月29日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー

STORY
ある日、看護師のユニョン(イ・ジュヨン)は自分と恋人ソンウォン(ク・ギョファン)の恥ずかしい姿を隠し撮りされたレントゲン写真が流出したと誤解。イ副院長(ムン・ソリ)は写真の主をユニョンと決めつけ、自宅待機を命じる。その頃、都心に巨大な穴(シンクホール)が出現する怪現象が発生。無職のソンウォンは埋め戻し工事の職にありつけたが、仕事中に大切な指輪を無くしてしまう。ソンウォンは同僚を疑い、ユニョンは見え透いた嘘をつくソンウォンを疑う。病院に置いてある水槽では、なまず(声:チョン・ウヒ)がそんなゴタゴタを見つめていた……。

監督:イ・オクソプ
出演:イ・ジュヨン「梨泰院クラス」、ク・ギョファン『新感染半島 ファイナル・ステージ』、ムン・ソリ『オアシス』

2018 年/韓国/89分/シネスコ/5.1ch/原題:메기/字幕翻訳:李芝賢/字幕制作:ワイズ・インフィニティ
協力:大阪アジアン映画祭/提供:JAIHOHulu

配給:JAIHO

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公式サイト namazu-movie.com

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