『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のシャーリーズ・セロンと『ゼロ・グラビティ』のアルフォンソ・キュアロン監督が、アマゾン・スタジオの長編映画『ジェーン(原題)』(Jane)を制作する。米「The Hollywood Reporter」などが伝えている。

Alfonso_Cuarón.jpg: Gage Skidmorederivative work: César, CC BY-SA 2.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.0, via Wikimedia Commons
著名なSF作家フィリップ・K・ディックとその早逝した妹ジェーンがモデルの物語
本作は『ブレードランナー』の原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」や『トータル・リコール』の原作「追憶売ります」などで知られる著名なSF作家フィリップ・K・ディックとその双子の妹ジェーンをモデルにした作品。
二卵性双生児として生まれたフィリップ・K・ディックの双子の妹ジェーンは生後6週間で亡くなり、その早すぎる死と喪失感はディックのその後の人生と創作活動に多大な影響を与えたといわれる。映画は純粋な伝記映画ではなく真実とフィクションを融合した作品となり、もしジェーンがその後も生きていたらという視点から「もう一つの現実」が描かれるという。
フィリップ・K・ディックの娘のアイサ・ディック・ハケットがセロン、キュアロンとともに製作を務める。セロンが主演、キュアロンが監督を務める予定。