9月16日(金)より開催される映像アートの祭典「イメージフォーラム ・フェスティバル2022」の主要ラインナップが発表された。

36回目となる今年度は、「アンダーグラウンドを再想像する」と題し、表現の自由が大幅に制限されている中国で生まれつつある新世代による映像を紹介する特集プログラム「“青年特快”―中国インディペンデント映画の新しい声とヴィジョン」、コロナ下での制限された映画制作状況を逆手に取って今しか撮れない映像的表現を試みたミゲル・ゴメス(『熱波』、『アラビアンナイト』)の新作『ツガチハ日記』、ミャンマーで初めて芽生えつつある実験映像集、1960年代のアンダーグラウンド・カルチャーの洗礼を受けつつ現代美術家としてますます世界的に評価が高まっている田名網敬一の軌跡をたどる特集など、注目作から歴史的プログラムまで幅広くラインナップ。

また、昨年に引き続き、渋谷のランドマークである展望施設・SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)と連携し、ROOFTOP “LIVE” THEATERを実施。オープニング上映として『シスターズ・ウィズ・トランジスターズ』を上映する。
スパイラルホールでの恒例となったライブ演奏つき上映は、蓮沼執太&ユザーンが今年生誕140年となる女性映画作家のパイオニア、ジェルメーヌ・デュラックの『貝殻と僧侶』とコラボレーション。シュルレアリスムの古典的名作に新たな解釈で挑む。

2018年より現体制となった「東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」は過去最大の461作品の応募があり、一次、二次の予備審査を経て、ノミネート作品を決定。新進作家からベテランまで、同地域の今を映し出す作品が賞を競う。
全プログラム、タイムテーブルは8月下旬にチラシ、WEBサイトで発表される予定。
イメージフォーラム・フェスティバル2022
■シアター・イメージフォーラム(東京都渋谷区渋谷2-10-2)9月17日(土)~23日(金)
■スパイラルホール(東京都港区南青山5-6-23)9月17日(土)~19日(月)
■SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)(東京都渋谷区渋谷2-24-12)9月16日(金)、18日(日)、24日(土)、25日(日)
主催:イメージフォーラム
共催:SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)
会場協力:株式会社ワコールアートセンター
協賛:株式会社ダゲレオ出版
助成:芸術文化振興基金、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
協力:在日ポルトガル大使館、シネマ・ユーゴ、渋谷東急REIホテル
※京都会場、名古屋会場のプログラムについても順次発表。