30代女性に訪れた“ひと夏の奇跡”を描く『セイント・フランシス』がいよいよ明日8月19日(金)全国公開。このたび、主演・脚本を務めるケリー・オサリヴァンから日本の観客に向けたメッセージ動画が到着。また、主人公ブリジットがナニー先の少女・フランシスと少しずつ心の距離が近づいていく瞬間を捉えた本編映像も解禁された。

「面白くて温かく、人と語り合いたくなる映画です」

本作は34歳独身、大学を1年で中退し、レストランの給仕として働くブリジット(ケリー・オサリヴァン)の物語。うだつのあがらない日々を過ごすブリジットの人生に、ナニー先の6歳の少女フランシスや、その両親であるレズビアンカップルとの出会いで、少しずつ変化の光が差してくる――。グレタ・ガーウィグに続く才能と絶賛される注目クリエイター、ケリー・オサリヴァンが主演・初脚本を務めた本作は、これまでタブー視されることの多かった、女性の生理、避妊、中絶、妊娠、産後うつに育児ストレスなど、その身体にのしかかる様々な負担や精神的プレッシャー、セクシャルマイノリティーの人々が直面する社会的な差別といったリアルをユーモアと軽やかさをもって見事なバランスで描いている。

今回解禁された映像の冒頭は、本作の脚本と主演を担当したケリー・オサリヴァンからのメッセージ動画。「面白くて温かく、人と語り合いたくなる映画です」「恋人同士やお母さんとだって楽しんでもらえるはず。笑いがあるし、時には涙も出るかもしれません」と日本の観客へメッセージを送っている。

続く本編映像は、オサリヴァンが演じる主人公ブリジットと彼女がナニー(子守り)を務めるフランシスの心が、大人と子供という垣根を越え、対等に会話することで、少しずつ近づいていくシーン。

「ジョーン・ジェットって何?」―フランシスが通うギター教室からの帰り道、あるきっかけから、女性ロッカーの先駆けである彼女について質問されたブリジット。「最高のロックスターよ」「派手なメイクでいつも怒ってる」「家父長制に反対してるのよ」、そして家父長制は「男が女を従えるってこと」と世間への皮肉も込めつつ説明すると、フランシスは「ギター教室も家父長制だね」と、教室の先生が男性であることに対し、鋭くも素直な視点で返答する。

対等に会話を交わすことで、その後、少し距離が近づいた2人は、ジョーン・ジェットを真似た派手なメイクとパフォーマンスでふざけ合うが、そこへ両親が帰宅。フランシスにメイクを施したことに対して「マスカラを使った?」「この子は週末に結膜炎にかかったのよ」と少しだけ釘をさされてしまう。どこかで大人になりきれない、けれど愛すべきブリジットのキャラクターが垣間見える映像になっている。

明日8月19日(金)に本作が公開初日を迎えるにあたって、タイアップも続々と展開中。「お菓子やコスメを買うように、気軽に手に取り、そしてお友達と選びながら生理用品も買ってもらえるようになったら…」そんな想いを込めてPLAZAがデザイン、肌に触れる素材すべてが優しい “100%コットン”が使用された生理用ナプキン「The Week Sanitary Pad」や、デリケート部分専用ウォッシュ「デリカート インティメイトウォッシュ」と「ボディーウォッシュ」のセットのプレゼントキャンペーンを映画公式SNSで展開中のほか、都内の上映劇場3館(ヒューマントラストシネマ有楽町/新宿武蔵野館/シネクイント)では「The Week Sanitary Pad」の劇場初日来場者プレゼントも決定している(※詳細は各劇場にお問い合わせ下さい/予定数がなくなり次第終了)。

『セイント・フランシス』は8月19日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネクイントほか全国ロードショー。

作品情報

セイント・フランシス
2022年8月19日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネクイントほか全国ロードショー

監督:アレックス・トンプソン 
脚本:ケリー・オサリヴァン
出演:ケリー・オサリヴァン、ラモナ・エディス・ウィリアムズ、チャーリン・アルヴァレス、マックス・リプシッツ、リリー・モジェク
2019年/アメリカ映画/英語/101分/スコープサイズ/5.1chデジタル/カラー
原題:Saint Frances
字幕翻訳:山田龍

配給:ハーク

©2019 SAINT FRANCES LLC ALL RIGHTS RESERVED 

公式サイト www.hark3.com/frances/

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