イタリア発、全米絶賛の“家族小説”を映画化した『靴ひものロンド』がヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開中。このたび貴重なメイキング映像が解禁された。イタリアの名匠ダニエーレ・ルケッティや、イタリアを代表する豪華キャストたちが撮影の舞台裏についてそれぞれ語っている。

「いつも役に歩み寄るようにして彼らに何が起こるのかを把握したらその人物を招き入れようとする」

本作は「ニューヨーク・タイムズ」 2017年「注目の本」に選出されるなど全米で絶賛された家族小説をイタリアの名匠ダニエーレ・ルケッティが映画化した作品。唯一無二の存在感を放つアルバ・ロルヴァケル(『幸福なラザロ』『おとなの事情』)、巨匠マルコ・ベロッキオから俊英の若手監督までを虜にする実力派ルイジ・ロ・カーショ(「いつだってやめられる」シリーズ、『夜よ、こんにちは』)が若かりし日の夫婦を演じるなどイタリア映画界の実力派オールスターキャストが集結した。

このたび解禁された貴重なメイキング映像では、監督を務めたダニエーレ・ルケッティが大切な友人であり熱愛する作家でもあるというドメニコ・スタルノーネの著作「靴ひも」を初めて手にした時のことについて語っている。また、映画化にあたり集結した実力派豪華キャスト、アルバ・ロルヴァケル、ルイジ・ロ・カーショ、ラウラ・モランテ、シルヴィオ・オルランドらが自身の演じた役柄についてそれぞれ語る貴重な映像となっている。

ある夫婦の中年期/老年期を2人の俳優がそれぞれダブルキャストで演じるのは、特殊メイクや編集など映像表現において幾多の方法がある映画ではあまり見ないこと。しかも、顔立ちや背格好など“似せる”ことにあえてフォーカスしない、名匠ルケッティのさりげなくも大胆な意図が込められている。

日本では『靴ひものロンド』『3つの鍵』とたてつづけに劇場公開を控えるアルバ・ロルヴァケルは「初めて脚本を読んだ時はヴァンダという人物に拒絶されたように感じました。たぶん直感的にあまりにも居心地悪い気がして彼女になって演じたいと思えなかったのかも」と、エキセントリックな妻ヴァンダという役どころについて吐露。

対するルイジ・ロ・カーショは「アルドは私がみる限り自分とはかけ離れています。(役を演じる時)いつも役に歩み寄るようにして彼らに何が起こるのかを把握したらその人物を招き入れようとする」「ベストな形で出現できるようにします」との技巧的なアプローチを明かす。さらに、熟練のラウラ・モランテ、シルヴィオ・オルランドらの劇中以外の素顔は必見だ。

『靴ひものロンド』はヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開中。

作品情報

靴ひものロンド
2022年9月9日(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー

STORY
1980年初頭のナポリ。ラジオ朗読のホストを務めるアルドと妻ヴァンダ、アンナとサンドロの二人の子供たちの平穏な暮らしは、夫の浮気で終わりを告げた。家族の元を去ったアルドは、定期的に子供たちに会いに来るがヴァンダはすべてが気にいらない。次第にヴァンダの精神状態は不安定になり、その行動もエスカレートしていく。衝突ばかりの両親の狭間でアンナとサンドロは母に寄り添うのだった。混沌とした数年を経て、家族は些細なきっかけでふたたび共に暮らし始めるが…。月日は流れ、冷え切った関係のまま老齢を迎えた夫婦は夏のバカンスへ。1週間後に自宅へ戻ると家はひどく荒らされ、飼い猫は失踪していた―。

監督・脚本・編集:ダニエーレ・ルケッティ『(ワン・モア・ライフ!』『ローマ法王になる日まで』)
原作:ドメニコ・スタルノーネ「靴ひも」(関口英子訳、新潮クレスト・ブックス)
脚本:ドメニコ・スタルノーネ、フランチェスコ・ピッコロ
出演:アルバ・ロルヴァケル、ルイジ・ロ・カーショ、ラウラ・モランテ、シルヴィオ・オルランド

2020年/イタリア/イタリア語/100分/カラー/シネマスコープ/原題Lacci 英題:The Ties/字幕:関口英子/配給:樂舎/後援:イタリア大使館/特別協力:イタリア文化会館

© Photo Gianni Fiorito/Design Benjamin Seznec /TROIKA ©2020 IBC Movie

公式サイト kutsuhimonorondo.jp

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